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夫は、悲しそうな、おかしそうな、嬉しそうな、ちょうど等分の顔をしていた

朝から何もすることがなかった。

これは経費で落ちませんを観終わった。
半沢直樹みたいに誰かが過分に責められることもなく、平和にちゃんちゃん♪と終わることのできる
あたりがリアルでよかった。

続編してほしい。
最初は、なんで、石鹸の会社?と思っていたけど、石鹸の会社としての意味が十分あった。
石鹸が欲しくなった。今後、旅行に行くときに、
ご当地の石鹸をお土産屋さんで買うことにしよう
かしら。

晩ご飯は、ささみのぶっかけ素麺を作った。
昨日も素麺食べたのに、連日素麺ばかり食べている。

お揚げもカリカリに焼いたよ

晩ご飯を食べ終わり、スーパーに買い出しに
行った。昨日観た映画バービーの感想を話しながら夫と歩いていると、
「最終、人間の行き着く先は、聖書なんじゃないか。」と、えらく高尚な結論に行き着いた。
おぉ、すごい。30歳を越えたらこんなにも高尚な
考えができるんだなと、ずんずん帰りの歩みを進めていくと、サンダルと足の裏に小石が挟まった。

“痛い!歩きにくい!”と思った瞬間に、
私の思考が支配され、すぐにさっきの高尚な
考えは消え去ってしまった。
結局、人間はそんなもんだな。
ということを短歌にしたいと思って、
家に帰りすぐに短歌作りに励んだ。

中島みゆきの「僕たちの将来」の歌詞に
こんなフレーズがある。

青の濃すぎるTVの中では
まことしやかに暑い国の戦争が語られる
僕は見知らぬ向こうの海の話よりも
この切れないステーキに腹を立てる

中島みゆき 僕たちの将来

なんか、これと似てる…と思うと、
途端にアイデアが出なくなった。

夫に伝えると、
「それを言い出したら、何も作れないよ。」
と言われた。
なので、短歌作りが嫌いになりそうなくらい、
頭を使って、一首だけ作った。
普段、のらりくらり生きているから、こういう時、脳の筋肉をうまく使えない。

夫は昔から趣味で作詞作曲をするので、
「それは、ものづくりの宿命だね。」と言われた。
「けど、出来上がった時嬉しいでしょ?」と聞かれたので、
「今回のは全然上手く作れなかったから、嬉しくない。」と伝えると、
夫は、悲しそうな、おかしそうな、嬉しそうな、
ちょうど等分の顔をしていた。

NHK短歌の期限が明日までだったので、
それも作った。寝るのが3時になった。

◆今日の一首◆
原点は
聖書にありと
身定めて
夏灼け地面
に小石が舞う

微妙だ。

2023.8.20日曜日

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