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岸田奈美さんの講演会③

岸田奈美さんの講演会兼サイン会に行く日だ。

やっと、会場に着いた。

大学の小教室のような部屋で、
5人がグループディスカッションできるくらいの
大きな机が10個くらい並べられ、
後ろに長椅子があった。


ヘラルボニーのワンピースを着て登壇された。
私もヘラルボニーのスカートを履いていたのだけど、柄がお揃いにならなかったな。



講演の内容としては、本を読んでいれば、
もうご存知の!という感じではあったけど、
岸田さんの口から直接お話を聞けるなんて、
貴重な体験だった。


知っている話なのに、笑っちゃうから、
落語みたいに何度も何度もおかわりで聴きたい。



ひとつ科学的根拠はないけれど、思考に関する
心理テストをしてくれた。

•自分の手と手を恋人繋ぎしてみて、
親指の右と左のどちらが下になっているか

•腕を組んだ時に、自分の胸側にあるのは、
右左どちらか


人それぞれ、物事に対して、右脳左脳のどちらで
思考しているのか傾向がわかると言うもの。

私はなんと!



岸田さんと同じ、右脳左脳の思考でエッセイを書くのに向いていると言われた。




めっちゃくっちゃ、嬉しかった。
ニッカーって笑っていたと思う。
隣の夫にも、「聞いた?めちゃくちゃ嬉しい」と
伝えざるを得なかった。


夫は、私に、はははーみたいな愛想笑いで、
流していた。


ただ、隣にいた夫は、自殺しやすい型と言われていた。


いやん、プラマイゼロやん。


「これここだけの話ですけどね」という話もあって、それは胸に留めておく。



コルクの佐渡嶋さんから岸田さんが受けた
アドバイスの中で、「作家としてやっていけるか」の基準は、とてもためになった。


わかっていても、うまく書けないもんなのだけど、書き続けるということが大事、書き続けることのできる人が、作家と言うから、の言葉を信じて(私は別に作家になりたい訳ではないのだけど)書き続けよう。

最後のサイン会で、「質問もしてくれたり、私のことを追っていただいてありがとうございます」と言われた。

うぎゃぁ、死ぬ。


あ、そういえば質問はできたのだ。


質問する時に立ったら、私が着ていたヘラルボニーのスカートも、岸田さんは気付いてくれた。


まぁ、これはなんか、やらしかったかもやけど。
わざわざ、スカート見てもらいたいが為に、
立ったみたいだったし。


全然そんな意図はなかったのだけど。


ヘラルボニーの服は、岸田さんに会う予定がなくても、普段もめちゃくちゃ着てるので、みなさんおすすめ。
洗濯してもシワにならないし、着心地もいい。
柄も可愛いよ。



しかも、今私がnoteで日記を書いていることを伝えたら、「あっ、右脳左脳の方でしたもんね」と私のことまで、認識してくれていた。



うーーーー嬉しい。




質問は案外すんなりできた。
行くのが嫌になるくらい、質問するのを嫌厭していたのに。
なんなら、会場入ったときですら、
「やっぱり今日は家でゆっくりしていたら良かった」と、
思ったくらいなのに。



たぶん、だけど、質問をすることに対して、
私がこんなにも簡単に受け入れることができたのは、社会人を10年続けたことが大きい。気がする。



何か続けるということが自信につながるもんなんだな、と分かった。


夫は中学生からギターをずっとしてるし、すごく上手だから、私からみたら自信があるし、決断も早いし、そういう生き方をしてたら、私も20代前半くらいで自信持てたんかな。



習い事も、部活も嫌になってすぐ辞めた私にはわからない世界だわ。




書くことは続けよう。
もっと、自信がつくかしら。
いつまで続くか分からないけど、
文章を書くことは、そんなに苦じゃないんだ。



2023.9.16土曜日_3

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