見出し画像

【読書感想文】『オードリー・ヘップバーンの言葉』


私はこの本を読んで初めてオードリー・ヘップバーンが何を成し遂げた女性なのか知りました。


この本を読み終わった今の率直な感想は
『外見だけでなく、他人の気持ちを第一に考える気持ちや、惨敗な経験を沢山しても(だからこそ)積極性や笑顔を忘れない心を持っていることなど、生き方そのものまでもが、美しい女性』です。

このように感じた私の心に突き刺さった、本文の内容を抜粋してお伝えしようと思います。

__________________________________


◯『私はこの不安や劣等感をどうにかしてプラスに転じたかった。そのためには、強い精神力を養う以外に方法はないと思い、努力したのです。』

不安や劣等感に甘える自分を許さず、『私は私なりの精一杯の努力をしている』という、『努力に対する自信』だけが、自分を支えるものだと考えます。

私自身、自分に自信なんてありませんが、自分を高めるために本を読んだり勉強を頑張ったりなどなど、頑張っていることは沢山あります。本来の自分に満足できない、自信が持てないからこそ、自分への投資をすることで、何とか気を紛らわしているようにも思えます。理由は何にあれ、自分を高めるために頑張れているなら十分ですよね。

私はこういう理由から『行動力』だけには絶対的な自信があります。同じようなモットーを持っていて、少しだけオードリーと近しいものを感じたので嬉しかったです笑。


◯『戦争を経験すると、死や貧しさ、危険などについて学び、安全な暮らしの大切さや、それが突然失われることもあるという現実を痛感させられます。そして、どうしても失いたくないものは何なのか、真剣に考えるようにもなります。』

オードリーは
戦争の経験は、一体自分に何を教えようとしているのか。
得られた物があるとするなら、それは何なのか。
どうしても失いたくないものは何なのか。
それらを戦争の経験を経て学んだんですね。

戦争ほど大きな事柄ではありませんが、私は最近、扁桃周囲膿瘍を発症し、1週間ほど水も喉を通らない生活を送っていました。一時期は息をすることがしんどいと感じるほどでした…。

普段なら大好きなものを好きなだけ食べていて、その生活が当たり前だと思っていましたが、今回の病気を経て、食事が出来ることの有り難みを痛感しました。又、オードリーが最期に行なっていたユニセフへの慈善事業のストーリーを読んで、より日常に潜む当たり前の幸せに感謝するようになりました。



◯『私の最大の願望は、いわゆるキャリアウーマンにならずに、キャリアを築くことです。』

仕事以外の事柄にはほとんど価値を置かない、そう言ったら生き方への批判を感じますね。

キャリアは大切。仕事には全力で臨む。それは当然のことです。けれど、そのことと、その他のことを疎かにすることは違うと思います。

もちろん人生には仕事以外にも大切なものがあり、それは私にとって、今は『自分だけの時間』、数年たったら『家庭』になっているのだと思います。

家族をもってからは出来ないようなことを今のうちに経験して、楽しめるだけ楽しみ、家庭を持つようになったら、家庭を陽気で楽しい場所にできるお母さんになりたいと思いました。


◯『愛は心の奥深くにある感情、生命力の最も大切なものなのです。』

私は1人っ子で、幸いなことに両親の愛を独り占めして、ぬくぬくと甘やかされて育ってきました笑。

世の中の『恋』には一方方向もありますが、『愛』に一方方向はほぼなく、両者が愛し合うことの方が多いと思います。私自身、もちろん両親のことを愛しています。
しかし仮に、私が両親のことを、愛せなくなったとします。それでも両親は私のことを愛してくれるのでしょうか。これはそれぞれ家族の形がありますから、沢山の答えがありそうですね。しかし、私の両親なら、それでも私を愛してくれると自信をもって言えます。
私は小さい頃から両親から無条件の愛を沢山をもらったからです。

愛するということはこういうことなんですよね、きっと。相手が愛してくれなくても自分は愛することができること。

愛することはそう簡単なことではないとではないと思います。だからこそ、愛することができる人は、愛されている人と同様に幸せなんだろうなとも思います。

愛の意味は追い求めるほど難しいと感じますが、これからも私は沢山愛して、愛について考えていきたいと思います。

___________________________________________


オードリーの4つの言葉と、自分の考察を書かせてもらいました。

是非、本屋さんで見つけたら手に取って頂きたい一冊です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?