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【姿勢がいいと上手く回りだす 後編】


前回【よい姿勢】になると【健康な状態】が手に入るというところまでお話ししました。

今回はインナーマッスルについてです。前編をご覧になっていない方は、そちらをご覧になってから、こちらを読んでくださいね。

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よい姿勢は
《体が最もリラックスできて、負担も少ない理想の状態》であるとともに、
《インナーマッスルがしっかり働ける環境》でもあるとお伝えしました。

インナーマッスルとは、体の奥深くにある筋肉で、主に姿勢を保つ役割を担っています。

また、動く時にしっかり働くことで、
【小さな力で楽に動ける】と感じさせてくれます。

ということは!?

インナーマッスルが自分の役割をきちんと果たしていれば、姿勢はよくなるし、楽に動けるということです。

これは逆も然り。

姿勢がよくて、楽に動ける
=インナーマッスルが自分の役割を果たしている

ということになります。

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だから、巷では【インナーマッスルを鍛えましょう】と言っているわけです。

確かにそうなのですが、私はこの《鍛える前段階》をとても大切にしています。 

何故なら、前段階の体が整っていなければ、鍛えることが無駄になることもあるし、痛みが出るなど、逆効果になることもあるからです。

特に、大人になればなるほど、運動したり鍛えたりする前段階の体を整えておくことは重要になってきます。

ここでいう前段階とは
【インナーマッスルが自分の役割を果たせる状態・環境にすること】を指しています。

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私はよく、インナーマッスルがしっかり働ける状態(自分の役割を果たせる状態)にしていくことを
【インナーマッスルを目覚めさせる】と表現しています。

インナーマッスルを目覚めさせると
・姿勢がよくなる
・動きやすくなる

のですが、もうちょっと具体的に言うと

・体を感じる力が増す
・体の軸が感じられる
・余分な力みが減る
・体のしなやかさが増す(柔軟性)
・元々持っている筋力を発揮しやすくなる
・力を抜くところと入れるところを分けて使える

→思い通りに動くための準備が整う

ということが徐々に得られ、結果、姿勢がよくなることや動きやすくなることに繋がっていきます。

これは、バレエはもちろん、ウォーキング・フィットネス・スポーツ・美容の為のエクササイズ・日常生活の動作…などなど、体を動かすこと全般の役に立ちます。

バレエで例えると、
『体の軸を意識ましょう』
『肩の力は抜いてもっと楽に(動いて)!』

こういう先生からの注意に対応できるというわけです。


まとめると、
【インナーマッスルが目覚めて、よい姿勢であること】は体を健康な状態に保ちつつ、思ったとおりに動きやすくして、運動やエクササイズ・ダンスやスポーツの練習の成果を最大限受け取るために大事である。

だから、姿勢がよくなると、健康・美容・ダンスなどの上達全てのことが上手く回り出すと言える。

今回は、このことが少しでも伝われば嬉しいです。

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さて、前回と今回の2回にわたってお伝えした【姿勢】についてのお話し。

私が股関節の難病になって最初に取り組んだことは、この【理想の姿勢に体を近づける】ということでした。

ひたすら取り組んだら、絶対と言われていた手術を回避して、両松葉杖が無いと歩けなかった状態から日常生活を送れるようになりました。また、(ほんの少しですが)バレエまで出来るようになっています。

最初は分かりませんでしたが、この姿勢があるからこそ、バレエの姿勢や引き上げを正しく行うことに繋がるということが、今ではよく分かりましたし、実際に現役の時より正しく使えるようになっていると実感でき、更には脚のラインもO脚からまっすぐになりつつあります。

あと、運動らしい運動は股関節の痛みがあってできないのですが、毎日インナーマッスルを目覚めさせているからか、食べても太りにくくなったように感じます。

体を変えていく時のポイントは、精神面のことも合わせて色々ありますが、あなたの理想に近づくために、まずは【インナーマッスルを目覚めさせること】を取り入れてみてください。

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