見出し画像

洋食屋さんのオムライス

洋食屋さんは好きですか?

わたしは、すごく好きです。あの落ち着いていて、それでいてあたたかい、そんな雰囲気がとても好き。洋食屋さんに行く自分は、なんだか大人になったなぁと思うことがよくあるのです。

東京にはたくさん素敵な洋食屋さんがあるけれど、いつでも決まって惹かれるメニューはオムライス。気付けば実家にいた頃から、オムライスは大好きでした。

なんで、オムライスにこんなに惹かれるんだろう!?と思っていたら、平松洋子さんの「サンドウィッチは銀座で」に、わたしの気持ちを代弁してくれるフレーズが書いてありました。

オムライスには、ひとを幸せにする包容力がある。優しさがある。気だてのよさがある。

読みながら、まさにこれだ!と思いました。オムライスのビジュアルには、なぜか”ワクワク感”や”特別感”が詰まっていて、そのビジュアルだけでひとを幸せにしてくれる気がします。自分の母親がつくるオムライスは不格好だったと記憶してるし、自分でつくるオムライスはもはやごはんの上にのせるだけ(卵をケチって使うから破れてしまう)。母親のつくる不格好なオムライスももちろん大好きです。でも、だからこそ、きれいにごはんが包まれた洋食屋さんのオムライスにはまた違った特別感があって、ワクワクするのかも!と腑に落ちたのでした。

上記記述のある日本橋「たいめいけん」のオムライスも本当においしかった!わたしはごはんがすっぽり包まれているオムライスが好きなので、ふつうのオムライスを。夫がたんぽぽオムライスをオーダーしていたのですが、その半熟たまごを”ぺろん”とする動画を思わず見返して、おいしそう!とまた思ってしまいました。心斎橋の明治軒にも行ってみたいな。

ちなみに、オムライス以外にも平松洋子さんの描く料理のおいしそうなこと!読めば読むほど、「あ、これ食べたい」「ここ行きたいな」とブックマークが増えていく。。。笑 

これからもオムライス研究とおいしいものへの探究を続けていこうと思います。

この記事が参加している募集

読書感想文