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ヒント|ビジネス

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ビジネスのヒントの詰め合わせです。 【参考記事】 竹村俊助さん 谷尻誠さん
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記事一覧

田舎育ちは都会に出てきたほうがいい話【私は都会に出てきてよかった】

こんにちは! Risa(@omamesaaaa)です。 私は田舎育ちです。 どれくらい田舎かというと、電車は1時間に1本(駅までは徒歩40分くらい)だけど、ほとんど電車に乗ることはない、バスなんて乗ったことない、服を買いに行くなら車で3時間かけて仙台に行かなければいけない…そんな感じの場所に住んでいました。東北育ちです。 田舎といっても超田舎ではありません。 あなたはの地元はどんなところですか? 今回は、「田舎育ちは都会に出てきたほうがいい話」を紹介していきます。

リアルな体験の価値と、オンラインの活用について

いくつかの質問の中でChat GPTはSUPPOSEの建築がユーザーの感情に重点を置いていることを指摘してくれたのだが、その点をピックアップしてくれたことはつくり手として純粋にうれしいものだった。 結果的にユーザーとしてのリアルな体験と、さらにはオンラインの便利さについて考える興味深いインタビューとなった。 Q.谷尻誠氏の建築のデザインプロセスにおいて、建築空間がユーザーに与える体験や感情に重点を置いているように見受けられます。 ユーザーのニーズやライフスタイルをどのように

マーケティングについて考える

「もちのえき」で販売している180円の餅を売ることに頭を悩ませている。 “たった”の180円かもしれない。 されど、その180円はあなどれない。 「理想的な空間を設計してほしい」という人と、「180円の餅が食べたい」という人は、実は全く別の層の人たちだ。 自邸の図面を収録した1冊5万円の本を作ろうかと思うけど興味ありますか?とアンケートをとってみたら一晩で1300人が手を挙げてくれたが、180円の餅は、これがなかなか売れない。w 全体の数で見れば、後者の人の方が遥かに多いは

事業立ち上げを成功させるコツは「ギリギリまで開発しない」こと

僕は「スタートアップを量産する会社」を運営しています。 この2年弱で20ほどの事業に取り組んできました。そのうち3つの事業は法人化し、軌道に乗っています。 事業を立ち上げまくるなかで、気づいたことがあります。 それは「ギリギリまでプロダクト開発をしないこと」が、事業を成功させるいちばんのポイントだということ。 「まあそうだよね」と思うかもしれません。だけどいざ当事者になると、思いつきのアイデアでいきなりプロダクトを作ってしまったりするんです。結局、ニーズを掴めていない

「いきなり売上5000万円」のスタートアップをバンバン立ち上げる僕らのやり方

僕らの会社は「スタートアップを量産する会社」だ。 かつてヘンリーフォードは「T型フォード」によって自動車を大量生産できるようにしたが、僕らはそれを「スタートアップ」でやりたい。 僕らはこの1年ちょっとで10以上の事業を生みだし、いくつかを法人化した。今年に入って立ち上げた建材の会社は初月からいきなり6000万円ほどの売上が見えていた。 スタートアップを次々に生み出す「スタートアップスタジオ」というモデルは、今のような先の見えない時代に強い。 事業をバンバン立ち上げて、

頭の良さとリスク回避思考

先日、とある年商100億円企業の経営者の方と話をした。 九州にある会社で、健康食品などのオンライン販売を主な事業としている。 運営について伺っていると、なんと月に3億円の広告費をかけているのだという。 何か残るモノを買う訳ではなく、CMに対して先行投資で3億円。 考えただけでも肝が冷える。 ただ、社長は「年間30~40億円の広告費を使って、結果的に100億円以上売り上げるからいいじゃないか」と話す。 確かに言われてみればそうなのだが、普通は「うまくいかなかったらどうしよう

今、ぼくが無名の設計者だとして

僕は、諦めが悪い人間だ。 自分が「やりたい」と思ったら、それを実現できる方法を細かく考えるし、そのための努力をコツコツと継続する。 目標のためなら、断られても粘り強く続けるし、別のルートや手段を考える。 そうやって、想いを実現してきたし、会いたい人にも会ってきた。 ただ、忘れてはならないことがある。 いくら大きな夢を描いたとしても、それを形にするためには、目の前にある小さな課題を一つひとつ解決することからはじまる。 いきなり夢に手をかけようとすると圧倒的な距離の差に打ちひ

自分が商材になる

先日、とある人にこんなことを言われた。 「谷尻さんの日常は、すべてコンテンツへと昇華されていますね」 話を聴いてみると、「仕事は当然のこと、SNSでの発信、日常で受ける相談や何気ない雑談の中でも、相手にとってプレゼントになるようなことばを与えている」とのことだった。 話したり、発信すること自体が価値のある情報(コンテンツ)になっている、と。 続けてこう訊かれた。 「コンテンツづくりで意識していることは何ですか?」

オリジナルとは

「谷尻誠にとってオリジナルとは」 先日、そのような質問を受けた。 クリエイターは常に“オリジナリティ”と向き合っている。 技術があればそれでいいという話ではなく、“自分らしさ”を表現できない人もたくさんいる。 “自分らしさ”と技術をどのように掛け合わせてきたのか。 今回は、ぼくにとっての“オリジナル”の考え方を書こうと思う。

「このまま本だけつくっていて大丈夫かな」と感じている書籍編集者への手紙

1冊の本をつくるとき、書籍編集者は毎回「ゼロ」からスタートします。 もちろんこれまでの経験則から「きっと売れるはずだ」と信じてはいるけれど、それは単なる「見込み」にすぎません。本当に売れるかどうかなんて、出してみるまでわからない……。 しかも以前に比べると書籍マーケットの不確実性もずいぶん高くなりました。「こうすれば売れる!」という法則なんて、ほとんどないも同然です。 毎回、ゼロからスタートできること――。 それは本づくりの「楽しさ」であり、同時に「しんどさ」でもあり

SNSを使って夢を現実化する

よく「やりたいことはまわりに言っておくといい」とか「夢は言葉にするとかなう」みたいなことを言われます。 これ、ほんとだなと思うわけです。 ぼくの場合、最近Twitterで言ったことが「現実化」することが増えてきました。今日はそのあたりのことを話したいと思います。 思ったことをSNSに「メモ」するわりとぼくはTwitterに生煮えの考えを書いたり、思いついたことを垂れ流す傾向があります。 それは「発信する」というよりも「メモする」に近い感覚です。 忘れないように書いて

編集者の仕事はコンテクストの構築

今日は「コンテクスト」の話をします。 編集者は何をやっているのか? 当然「コンテンツを磨く」というのも大切な仕事ですが、「コンテクストの構築」もすごく重要な仕事です。 この「コンテクスト」。ちょっとわかりにくい概念なのでnoteにいつかまとめたいと思っていました。うまく説明できるかわからないですが、ちょっと挑戦してみます。うまくいかなかったらまた書きます。 ちなみにコンテクストを広辞苑でひくと「文章の前後の脈絡。文脈」と出てきますね。ただ、いまはもっと広義でとらえられて

編集者に好奇心は必要か問題

編集者に好奇心は必要でしょうか? はい、必要です。 「これって本当はどうなんだろう?」「あの人に話を聞きに行きたい!」「これについての真相を知りたい!」 そういう好奇心は編集者の武器になります。好奇心は必要です。 以上。 と、このnoteを終えてもいいのですが、それではあたりまえすぎますよね。 編集者に必要なもうひとつの要素編集者にはもうひとつ必要な要素があると思います。 それは「冷めた目」です。 冷めた目というのは「こんなものおもしろくないよ」「ぜんぜん興味

「未来の仕事」の種を植えよう

仕事には2種類あります。 ひとつは「いま仕事」。もうひとつは「未来仕事」です。 これ、ぼくの造語なのでちょっと説明します。 「いま仕事」というのは、文字どおり「いますべき仕事」です。今現在頼まれている仕事であり、すぐにお金になるような仕事です。 一方で「未来仕事」というのは「未来につながる仕事」です。別に誰にも頼まれてないし、すぐにお金になるわけではない。でも、未来につながっていくような仕事。 どんどん成長していくためには「いま仕事」をやりつつ「未来仕事」にも時間を