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オタク

好きなものを追求すること。これにどれほど勇気づけられてきたことでしょう。

前もどこかに書いたかもしれませんが、自分は元々そこまで強い人間ではありませんでした。
でも、小さなきっかけが少しずつ積み上がっていくことで、やれることが増えたり、しんどいときでも耐えられたりするようになってきました。

最初は音楽を聴くことにハマっていったのが始まりでした。高校時代の友人が音楽好きだったのもこの理由の1つです。
それまで本当に不勉強だった自分だったのですが、「こんなに素晴らしい音楽を聞いているんだから、もっと努力できても良いはず」と、あまり負担になりすぎない範囲で、勉強を真面目にやることを始めていきました。

それでも、逆に言えば当時勉強くらいにしか興味を持てていなかったため、随分苦労しました。好きだったはずの得意分野でも、何度も諦めかけたものです。
(自分の非常識さのあまりに迷惑をかけ、それが理由で挫折したときもありました。いずれ関係する方に会えたら、もういちど謝りたいです。)

しかし、辛うじて自分が役に立てるような仕事を見つけたのちに、今でも推しているあるアニメに出会ったことで、随分活き活きとした生きざまになったのではないかと思います。

助けてくれた友人知人や先輩、上司もいらっしゃったので、アニメのおかげとばかり言うのは言いすぎかもしれません。
それに好きなものといっても他にもたくさんあって、ゲームや他の音楽など、挙げ始めるとキリがありません。

しかし、特にその好きなアニメのおかげで踏ん張れたことも確かに多かったし、「いちファンとして恥ずかしくないようにしないと」と思うことで直せた悪い癖も、多々あったと記憶しています。

そして何より、好きなものがあることで、生きている実感を日々感じています。
ときになにか痛手をこうむっても、それさえ意味のある時間に感じられる。新しい課題もやってみたいって思える。空も街の景色も、カラフルに見える。それにそれを通じてお会いできたかたも、少なくありません。
そして他の好きなことも、どんどん増えてくる。他に好きになったことが、また新しい実感を連れてくる。

もう少し具体的なこともいうと、好きなものについて手を動かすこと、自分の場合は文章を書くこと、もまた、日々のリズムを作っています。特に最近は。

もちろん、何かを好きでいることが唯一の方法だとは、決して言う気はありません。しかし少なくとも自分の場合は、何かを好きでいることとの相性が良かったのだと思うのです。

推しシリーズの登場人物が灯す炎に負けないくらいのつもりで、引き続き、情熱を持ってやっていきたいと思います。歌やダンスが得手ではない分、こうした文章や、仕事で使う技術に、湧き上がる気持ちを投入するとしましょう。
(そんな見出し画像の出典は、「 ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3話/©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」でした。)

それでは、ここまでありがとうございました。

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