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秋の「飛鳥山公園」と「渋沢栄一」

今回は飛鳥山公園を散策しました。

飛鳥山公園は東京都北区にある公園です。飛鳥山公園というとまずは桜の名所として有名ですが、秋の紅葉時期にはイロハモミジやオオモミジ、トウカエデなどが赤く染まる様子が楽しめます。

飛鳥山公園・遠景

飛鳥山公園の一角には旧渋沢庭園が含まれています。渋沢庭園は、当時は8470坪(約28,000㎡)の敷地に内に日本館や西洋館などの建物が存在していました。しかし多くは1945(昭和20)年の空襲で消失しました。現在は飛鳥山公園の一部として一般に開放されています。

また、飛鳥山公園には3つの博物館があります。北区の歴史などを紹介する「北区飛鳥山博物館」や、以前この地に王子製紙の工場が在ったことから「紙の博物館」そして、渋沢栄一が住んでいたことから「渋沢史料館」が在ります。

北区飛鳥山博物館

北区飛鳥山博物館
北区飛鳥山博物館は、北区の自然・歴史・文化を紹介する博物館です。
飛鳥山博物館について お問い合わせ先:03-3916-1133
飛鳥山博物館ホームページはこちらをクリックしてご覧ください

北区 Web情報より
紙の博物館

紙の博物館
紙の博物館は、世界有数の「紙」専門のユニークな博物館です。
紙の博物館について お問い合わせ先:03-3916-2320
紙の博物館ホームページはこちらをクリックしてご覧ください

北区 Web情報より
渋沢史料館

渋沢史料館
渋沢史料館は、日本の近代経済社会の基礎を築いた渋沢栄一(1840~1931年)の全生涯にわたる資料を収蔵、展示しています。
渋沢史料館について お問い合わせ先:03-3910-0005
渋沢史料館ホームページはこちらをクリックしてご覧ください

北区 Web情報より

今回は、渋沢資料館を訪れました。なんと、本日は11月30日、明日12月1日から、2024年1月31日まで改修工事がある為休館すると云うことで、現存を味わう最後の日でした。

渋沢資料館

施設概要
渋沢史料館は、近代日本経済社会の基礎を築いた渋沢栄一[1840(天保11)~1931(昭和6)年、号は「青淵」(せいえん)]の思想と行動を顕彰する財団法人である「渋沢青淵記念財団竜門社(現 公益財団法人 渋沢栄一記念財団)」の付属施設として、1982(昭和57)年、渋沢栄一の旧邸「曖依村荘」跡(現在東京都北区飛鳥山公園の一部)に設立された登録博物館です。

当初の渋沢史料館は、旧邸内に残る大正期の2つの建物「晩香廬」と「青淵文庫」(いずれも国指定重要文化財)を施設として開館しました。その後1998(平成10)年3月に本館を増設し、現在は下記3つの建物をご覧いただくことができます。

公益財団法人 渋沢栄一記念財団 Web情報より

館内の様子です。年表毎に功績が称えられていました。

館内の様子

晩香廬

晩香廬(ばんこうろ)は、渋沢栄一の喜寿を祝って現在の清水建設(株)が贈った洋風茶室です。1917(大正6)年の竣工で、丈夫な栗材を用いて丹念に作られ、暖炉・薪入れ・火鉢などの調度品、机・椅子などの家具にも、設計者の細やかな心遣いが見られます。
晩香廬は内外の賓客を迎えるレセプション・ルームとして使用されました。
青淵文庫とともに、国の重要文化財に指定されています。

公益財団法人 渋沢栄一記念財団 Web情報より

晩香廬の外観と内部の様子です。既に工事の準備が始まっていました。

晩香廬の外観と内部

青淵文庫

青淵文庫(せいえんぶんこ)は、渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて竜門社(当財団の前身)が寄贈した煉瓦及び鉄筋コンクリート造の建物です。1925(大正14)年の竣工で、栄一の書庫として、また接客の場としても使用されました。
渋沢家の家紋「丸に違い柏」に因んで柏の葉をデザインしたステンドグラスやタイルが非常に美しい洋館です。
当初収蔵されていた「論語」をはじめ多くの漢籍は、1963(昭和38)年、渋沢家から東京都立日比谷図書館に寄贈され、現在は東京都立中央図書館に所蔵されています。

公益財団法人 渋沢栄一記念財団 Web情報より

青淵文庫の内部の様子です。外観は既に工事が始まっているようで白い幕に覆われていました。

青淵文庫の内部

旧渋沢庭園の様子です。

旧渋沢庭園

ここから渋沢資料館を離れて、飛鳥山公園を散策します。
色づく木々が日光を受けて鮮やかさを感じます。

飛鳥山公園内の木々

遊具広場です。遊具広場にはお城や、砂場・ブランコや滑り台などが楽しめます。動物や船の遊具の他に都電や機関車の展示もあります。

遊具広場

公園敷地内には旧式の都電や蒸気機関車の展示がされています。
都電6080は昭和53年4月まで飛鳥山公園横の荒川線を実際に走っていた車両です。

都電や蒸気機関車の展示

公園脇から新幹線を観ることが出来ます。子供たちも新幹線が通ると歓声を上げて喜んでいます。

新幹線を望む

飛鳥山公園内の散策路も綺麗に色づいていました。

飛鳥山公園内の散策路

あすかパークレール「アスカルゴ」
平成21年7月に高齢の方や障害者の方、そしてベビーカー利用者の方が気軽に登れるように、自走式モノレール方式の斜行昇降施設「あすかパークレール」が設置されました。エレベーター式の自動運転で人気の乗り物です。

あすかパークレール「アスカルゴ」

ここで家路につきます。

渋沢のまち

駅のガード下には「渋沢のまち」に関係する方々の人物画イラストが。

「渋沢のまち」人物画イラスト

美しい景色あり、歴史の勉強あり、楽しいひと時でした。
ここまで読んで頂き有難うございました。

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