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卵アレルギーっ子の入学準備①~保育園給食編

保育園の参観日がありました。
体操・お勉強・英語…。スケジュールが記載された紙に、ひとり2つまで名前を書いて申込。

パパは張り切って「体操見に行く!」と2回とも体操を見に行ったっぽいです。わたしは仕事で1回だけしか都合がつかず。英語を見に行くことにしました。

当日、授業開始10秒前まで参観日だとは知らされてなかったという、穏やかでアメリカンな先生は、それでも、わんぱく達を相手に見事に授業をしてくれていました。

その後、「良かったらご飯の様子も見て行って下さい!」と担任の先生。
6~7名のママパパさんが、ぞろぞろと食事の部屋についていきました。

アレルギーっ子はうちの子ひとり

ここの保育園には3歳の頃からお世話になっているので、「アレルギーのある子は別の机で、給食もちゃんとチェックしてからお盆で出してますから。」と個人懇談で数回聞いていました。

でも、実際に目の当たりにして…「うーん、そっかぁ…」と思いました。
他の子はひとつの長机に3名くらいで座っています。
うちの子は一人で一人用の机に座っています。
机には「卵アレルギー」という紙が。
どうやらアレルギーっ子はうちの子ひとりのようです。

他の子は、小学校の給食みたいに、給食の炊飯ジャーやおかずやみそ汁がずらっと並んだところに取りに行きます。
給仕をするのは先生です。
「ごはん普通の子は並んで~」と言われたら、普通盛り希望の子がそこに並びます。先生がよそって、ひとりひとりに手渡しします。
「大盛の子は並んで~」と言われたら、大盛り希望の子が並びます。

うちの子は…。
じっと座って待っています

みんなの給仕が終わったころ、うちの子の机まで、先生がお盆にすべてのった状態の給食を持ってきてくれました。

よりによってママがいる日に

でも、たぶんその日に限ってでしょうが。
うちの子のお盆が来るのが、ものすごく遅かったんです。

先生も焦ったでしょうね…。
でも、給食室から上がってこないらしく、先生たちも少しざわざわしていました。

うちの子は、とにかくじっと待っていました。

わたしの隣のママさんが
「偉い子ですね~、じっと待てるんですね。」と声をかけてくれました。
今になって「やさしいママさんだったな…」と思い返しています。
※ 当時は娘に「遅いね~」という目くばせをするのに必死だった…。

先生が謝りに来てくれた

やっと娘もごはんを食べ始めたころ、副担任の先生がわたしの横にきてくれました。

先生「すみません、〇〇ちゃんのだけ遅くなっちゃって。給食室から出てこなかったみたいで。」

私「いえ~、でも、こんな感じで食べているんですね。」

先生「そうなんです。アレルギーの子は机別なんですよね。朝、卵食べてくる子もいないとは限らないので、マスク外してしゃべってて、接触する可能性なども考えていまして…。」

私「そうなんですねー。あと、みんなは先生のところに並んでご飯とかよそってもらうんですね。うちの子は、全部お盆に乗った状態で来るんですね。」

先生「はい、給仕後のものを給食室と担任でダブルチェックしてから出すようにしてまして。…ほんとは、なかよし給食なので大丈夫かとは思うんですけど…。」

※なかよし給食とは~乳・卵を使用しないメニューのこと。千歳の認可保育園はこれを採用。

私「はい…。いろいろ対策して頂いて、有難いです。ただでさえお忙しいのに…。小学校からは、並んでご飯受け取りに行くことになるとは思うんですけど…。」

先生「あ、そうですよね。アレルギー対策メニューになるんでしたっけ?」

※ ここで、小学校の給食について少し情報交換。

私「うーん、ごはんとお味噌汁は、並んで受け取れるようになると、小学校への練習にもなるかな~と、思わないでもないんですけど…どうなんでしょうね~。」

先生「あー、そうですよね。ちょっと、担任に伝えてみましょうか。」

という話の流れになりました。

さっそく協議してくれた

保育園の対応早かったです。
その日の夕方には、担任の先生から電話が来ました。

担任「給食のお話なんですけど、協議いたしまして…。〇〇ちゃんにも並んでもらおうかと思っています。」

わたし「え!そうなんですか?そうして頂けると嬉しいです!」

担任「はい、ただし、ごはんやお味噌汁はその場で係の先生が給仕するものではなく、給食室で盛り付けの済んだチェック済のものを、ごはんの時はごはんを手渡し、お味噌汁の列の時は、お味噌汁を手渡し、という感じになりますが…それで良いですか?」

わたし「はい、それで大丈夫です。列に並んで受け取るというのが練習になると思いますので。」

次の日から即実行してくれた

で、さっそく。
翌日から、その通りにしてくれました。

連絡帳には「〇〇ちゃん戸惑っていましたけど、受け取るとき少し嬉しそうでした!」と。

本人に直接聞いても「ん~」くらいしか返事がありませんが、そんなことはいっつも。

「小学校に向けて」を親も自覚

今回のことは、偶然ばっかりでした。

・英語の教室だけ見学する予定が、給食も偶然見学できた。
・私=ママがいる時にうちの子のお盆が偶然遅く出てきた。
だからわざわざ先生が私に話しかけに来てくれた。

わたしも、普通に給食が進めば「小学校に向けて列に並ぶ練習を…」とは言いださなかったかもしれません。
正直、お盆が出てこずひとり机に座っているうちの子が、かわいそうだったんです…。

でも、ほんとに結果論で、小学校給食に向けて良い準備になったのではないかと思います。

もうひとつ、やれることが残っているのも思い出しました。

経口負荷試験後言われた、自宅で少しずつ食べて食べられるように慣らしていく…。
でも、自分たちだけでやるのが不安なので、食事指導とか相談が出来る小児科医院を探そうと思っていたんです。

今月中にどうにかしようと思います。


10月。
小学校入学まで、あと半年!



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