【009】Today’s Branding Topic


このトピックを投稿し始めて知ったアパレルブランド「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」。
ブランド名を「ソフトハイフン(SOFTHYPHEN)」に変更し、リブランディングする。
アパレル業界は、大きくわけて2つのビジネスモデルに分類されると考えられる。ひとつは、プラットフォーマー型とコンテンツクリエイター型。
前者は、ユーザー(消費者)とサプライヤー(ブランド、工場、デザイナー等)を結びつける「場」を提供するプラットフォーマー型の企業。後者は、実際に価値ある商品を生み出すコンテンツクリエイター型の企業だ。ミスター・ジェントルマンは後者であるが、そこでは、ブランドの世界観やクリエイティビティが武器となる。リブランディングの背景には、手掛けていたデザイナーの方がお亡くなりになったということ、ターゲティング、プロダクトにおいては、サイズ展開を拡大してユニセックスで着用できるようにすることがあるようだ。ブランドの世界観が、デザイナーにウエイトがあったという点。また、プロダクトをユニセックスにも展開するという点。いずれにおいてもリブランディングの必然性があると思われる事例。
ブランド立ち上げから10年。今までのユーザーとの絆を損なわず、ブランドの世界観を新たに醸成できるか難しいリブランディングの事例だと思う。