「雲の動きを予想する人」に挑戦 240914
なんで風が吹いて、なんで雲が出来て、なんで雨が降るんだろうなんて、、
なんとなく知ってますが、詳しく説明できない。
桶屋ではない。
ま、「なんとなく」のままでも日々の生活になんの不便もないわけで、なんら変わりなく日常は過ぎていきました。
ですが、事態は急変します。
「なんとなく」流れる雲のことなど単なる風景にすぎないある日の帰り道、持病が再発しました。
休職しなければならない。
治療と副作用の1年半後、退職となりました。
緊急事態。さいとうは呆然とします。することが何もなくなった。喜ばしいことではない。何もできなくなったのです。思考停止。部屋でただ一人パソコンの前に座りボーっとしてました。
することがない。
もちろん、なんやかんやしてましたが食事終わると部屋に閉じこもり、呆然とする。
することがない。
ひとり「なんとなく」ただただ気象衛星ひまわり画像を眺め続けるようになりました。
見てると地球上の雲は「なんとなく」ではなく、総観規模で規則正しく動いているのです。
赤道を西進する雲。
うねるような偏西風と流れる雲。
あるいは突然発生する積乱雲。
集まって渦巻く台風となる雲。
なぜ雲はこんな風に生まれ流れる?
考えることを否定していた脳は再び考え始めました。わからないことが気になり調べていくと、まずは「気圧」傾度力と「コリオリ力」問題にぶつかる。
?? 聞いたことはあるけども説明できない。気圧とは結局なに?
コリオリの力は結局なに?
ややこしい。
またもや何だったか詳しく調べていくと、調べる度に知らない言葉が出てきて、また調べる。
繰り返してしまう。
時間はいくらでもあるけども、これは時間の無駄。
気象の勉強を始めました。
一応理系だったとはいっても、熱力学など頭の片隅にもない(人の力学のようなものはあったかもしれない)。わかりやすい本を探し読み始めました。
まず読んだのは書店で偶然に見つけた雲の本。
簡単に書かれていて素人にもわかりやすく、面白い。
多くの絵や図でイメージしやすく書かれていました。大気の基本がわかる。また、章を進めるごとに少しずつ詳しく専門的に書かれています。
「なるほど」。
さいとうにとって「なんとなく」だった雲が「なるほど」に変化していきました。本には気象予報士のことも書かれていて、興味を持ちました。予報はコンピューターで確率計算できますが防災するのは人間です。知識を得ねばならない。
それに、なんと! 気象予報士受験には年齢制限がないのです。
受験するぞ! 挑戦!
それにと、以下⬇️の理由です。 挑戦!
あれから3年。
いや〜、いざ試験という直前に、コロナや血球貪食症候群という病と闘いながらも、さいとうは勉強しました。大げさ。
若い頃に比べ、覚えるのに倍時間がかかるのに、忘れるのは数倍早い。
「あれ? 昨日なに食べた?」
何度も何度も繰り返さなければならない。そこに、入院などの予定外な出来事が入ると、まるでゼロからスタートです。大げさ。言い訳。
ピアノやギター弾いてた。
気象予報士の試験とは「一般」・「専門」という2科目の学科試験があり、試験に受かった者が「実技」試験に受かってやっと合格です。つまり3科目あるのです。
学科試験は受かれば一年間免除期間があるので、実技試験は一年以内に受かればいいのです。
**
この前の9月4日に試験センターの解答が出ました。合格発表ではないですけど。
見ると、、
「専門」試験には受かりました。よし。👍
「一般」も当然受かる予定だったのですが、なんか点が低い、、、。悔しいですけど、
「一般」試験は落としました。がっかり。👇
気象庁、過去の気象データ検索というのがありますが、、
あなたの生まれた日の天気や、あの人と会った夜の天気がわかります。勝手にどうぞ。
さて、また次の来年1月末の試験に向け、頑張ります。
そして、いつか密かにnoteで公表したいと思います。
「挑戦」
自身のボケ防止。
地域の防災。
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