親と比較してみた。私たちは脈々と、退化の連鎖をしているのでは...?

先日、両親に家のことを色々と手伝ってもらいました。
・いやー手際いいな~
・相談したらいい塩梅の答え返ってくるな~
・やっぱ親ってスゴいな~
・親にないものを自分も持ってるけど
・自分にないものを親はたくさん持ってる
・実は世代交代で退化の連鎖をしていってないか…?
と感じました。

時代が変わるごとに、私たちが使う技術も変わってきました。祖父母の時代にはなかった進化を父母が、父母の時代にはなかった進化を私が上手に使いこなしてきました。さらに私の時代になかった進化を、子どもたちが自然と使いこなしています。

このような進化(変化)は、必ずしも正ではないと感じます。

新しい進化が登場する一方で、伝統的な技術・知識が身につかなくなる(必要とする場面がない)こともあります。例えば、私が父母の時代では当たり前だった技術・知識が身についていなかったり、父母からしてみると祖父母の時代では当たり前だった技術・知識が身についていなかったりすることがそれです。

「進化に依存しできていない」現象は「退化」とも言えます。

このように進化と退化はセットで、何かを得るたびに何かを失っています。本当の進化とは、単に新しいものを取り入れることだけでなく、それによって何を失っているかを理解し、それでもなお価値あるものを見極めることかもしれません。

私たちが直面している進化と、伝統的な技術・知識をどのように守っていくかをバランスよく取り込むのが大事なんじゃないかなって思います。

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