本の企画が決まるとき

どんな仕事でも同じですが、プロジェクトが動くときには、「GOサイン」があります。

書籍の場合は、「GOサイン」が企画会議というもので決まることが多い。これが、実は曲者でして・・・出版社によって、ずいぶん違います。私の場合はおおまかに5パターンくらいですかね。


<CASE1>

編集者さんが企画のネタを考えます。それを企画会議に通した上で、私のところに持ってくる場合は、例えば、エクセルに関する初心者向けの本とか、手帳術の本とかをすでにやることが決まっていて、書く人、つまりは著者だけをFIXすれば、良い状態で、私のところにご相談に来るというパターン。

これだと、私のスケジュールとモチベーションが合えば、その本の執筆に着工するということになります。もちろん、私が断れば、他の執筆者にお願いが回るということになります。

内緒ですが、『「結果を出す人」は、エクセルをどう乗りこなしているのか?』は、私ではなく、別の人が書く予定のものが、私のところに回ってきたので、書くことになった書籍です。内緒って言いつつ、ネットで書いたら、内緒じゃなくなりますね(苦笑)。

もちろん、書くと決めたら、ちゃんと創り上げるようにしていますので、今までのエクセル本ではやっていないアプローチをしています。このあたりは、企画決定とは違う話なので、のちのち、語ります。忘れるかもしれませんので、もし書いていなければ、コメントなどで催促ください。

<CASE2>

話を戻します。通常は、私というキャラクターとセットで企画が持ってこられるので、その場合は、まだ、その企画は企画会議にかけられる前の書籍になるか、ならないか分からない卵状態です。これが面白いと書きましょうという話になり、編集者さんが持ちかえり、企画会議にめでたく通れば、執筆開始ということになります。

実のところ、通らなかった企画も5〜6本くらいあるかなぁ。この企画会議を通す作業は、正直なところ、編集者さんの部内や社内での力量とか熱量次第です。

<CASE3>

実際に多いのは、このCASE3です。編集者さんが持ってきた企画に対して、こうしたほうが面白いんじゃないかって、いろいろ肉付けや方向転換などを行って、企画をより面白いものに変えてから、企画会議に通すというもの。この場合は、たいてい通りますが、アカンときも、たまにあります。エクセルネタばかりで恐縮ですが、『快速エクセル』は、初心者向けのエクセル本をという企画に対して、小説+解説でいこうと提案して通ったパターンです。

1000字越えちゃった・・長くなってきた。続きは、また・・・CASE4からだね・・・。


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