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23.04.29 悩み続けること、正解を決めないこと

・職場で何かにつけてマニュアルを決めてほしがる人がいる
この場面でどうするのがベストか、自分の対応が合ってたのか、なんであの人は違う対応をするのかと、悩むのがしんどいのだと思う
対応マニュアルを決めてスパッと解決したい
そうしたらこの先も悩まなくてすむ
そんな思いなのかなと

正解を決めれば、スタッフの対応が統一されるし、子どもにも一貫したルールを提示できる
きれいに無駄なくまとまる
いちいち考えなくていいから楽だ

でも、子どもの支援って、そういうことじゃない気がする
正解を決めて満足して、考えるのをやめてしまったらいけない気がする
いつまでもぐじゃぐじゃと悩み続けることこそが、ほんとうの支援なんじゃないだろうか

・確かに、1人で悩むのはしんどい
でも、だから悩まなくていいように正解を決めましょうというのは、誰のための支援なのか
そうではなく、みんなで一緒に悩んだらいいんじゃないかと私は思う

みんなで話したところで、スタッフの感覚も子どもの状況もそれぞれだから、正解はまとまらないと思う
何度も何度も同じことで悩むことになったりもする
きれいな話し合いにはならない
でも、そうやってみんなで必死にその子に思いを巡らせて、ぐじゃぐじゃになってでも考え続けることが大事なのだと思う

・悩むこと、苦しむことはネガティブなことで、なるべく悩まず自動的に、楽にできた方がいいとか、
ぐじゃぐじゃと定まらないことは不完全でよくない状態で、いつも誰でも理路整然と無駄なくきれいであることがいいとか、
そんな価値観に、最近疑問を抱いている


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