見出し画像

23.01.28 大人が子どもを管理しちゃいけない

・今の世の中は、大人が子どもを管理しすぎだと思う
家でも学校でも学童保育や児童館や塾や習い事でも、常に大人に見られている子どもたち
学童保育にも塾にも通わず児童館もなく、放課後の時間は大人のいない、子どもだけの世界で過ごした私からすると、かわいそうだなぁと思ってしまう

子どもだけの時間に、私たちはマンションのメーター室を秘密基地にしたり、自販機のお釣りの取り忘れを集めてお菓子パーティーをしたり、
公園に捨てられていた子犬をみんなで育てようと、親に内緒で各自の家から牛乳やタオルを持ち出していた時期もあった
すごくわくわくした
あのわくわくを、今の子たちは味わえないんだなぁと

・今そんな子たちを見かけると、「おっ、いいねぇ」と思うのだけど、大人という立場上「そんなことしちゃダメだよ」と言わないといけない
仕事中だったらなおさらだ

子どもが被害に遭う事件や事故も多い中、子どもだけで遊ばせるのは現実的じゃない
ケンカやいじめが起きたときなんかは、大人がいた方が上手に助けてもらえていいのかもしれない
私がしていたことは悪いことで、人に迷惑をかけることで
正しく清らかに、迷惑をかけずにきちんと生きている今の子どもたちの方が、すばらしい人間なのだと思う
でもやっぱり、大人が子どもを監視して管理している今の世の中は、私は好きになれない

・大人が子どもを管理しちゃいけない、その子の人生がきちんと「その子の人生」になっていくようにするのが大人の役割
という言葉をどこかで聞いた
いい言葉だなぁと思った
それは確か進学とか就職といった文脈での言葉だったけど、毎日の遊びもそうだよなと思う

子どもたちにとって、大人の価値観、世の中の価値観を教わることはもちろん大切だ
でも、子どもだけの時間、大人の価値観を押し付けられることのない時間も、同じように大切にしてあげたいな、と思う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?