見出し画像

23.02.19 きょうだい児の結婚観

・最近、結婚にちょっと前向きな気持ちになってきた
相手がいないけど
まず相手を探すところからだけど

今まで結婚したくなかった理由はいくつかある
その中の1つに、自分の子どもを産みたくないから、というのがある

・私はきょうだいが発達障害だ
だから遺伝的に発達障害の子が生まれる可能性が高い
そうなったとしても私はそれなりに前向きに育てると思うけれど、一般的にいうと、父親の方は仕事に逃げがちだ
さすがにワンオペで障害児を育てる自信はない

『旦那さんには「子どものことはお前に任せてるから」「お前の育て方が悪いんじゃないの」と言われた
義両親にもチクチク言われて、旦那さんは妻子の味方をしてくれない
健常児のママ友には悩みを話せないし、話してもいまいちわかってもらえない
こんなに頑張ってるのに、周りからはダメな母親みたいに思われてつらい』

そんな話を母に聞かされながら、私は育った
だから、私も子どもを産んだら母と同じことになると思っている

・でも世の中にはいろんな人がいる

子どもがいなくてもいい人
シングルファザーで子どものお母さんを求めている人や、養護施設の子を育ててあげたい人(=私との子どもはいなくていい)

または障害児が生まれても覚悟をもって受け入れられる人
義両親より妻子の味方になってくれる人、あるいは義両親も理解のある人
同じきょうだい児の立場の人、など

そんな人なら私でも、とか、私だからこそ、結婚したいと思ってくれるんじゃないだろうか
そんな人も、探せばいる気がする
まぁ一般的な男性像とはかけ離れているので、出会える確率は低そうけど

・私のきょうだいは障害の程度としては軽いので、自分の中ではそんなに大した問題ではないと思っていた
でも、こう考えてみると、めちゃくちゃ重いよなぁと思う

障害児の子どもが生まれた親より、きょうだいの方が絶対つらい
「幼少の頃から」「対等な(場合によっては上の)立場であるはずの」きょうだいへの配慮を求められて
「親が先に死んだ後も」きょうだいの面倒を見ないといけないのだ
誰を恨むこともできない、障害があるのはきょうだいや親のせいではないので
そんな環境で育ったら、どうしても歪むよね

・大学のとき友達が「将来結婚したら子どもは2人ほしい、男の子と女の子」と言ってて、バカじゃないかと思った
結婚しても不妊や2人目不妊の人はたくさんいて、男の子が生まれなくて悩む人もいるし、障害や難病のある子が生まれる人もいる
流産したり、出産でお母さんの方が亡くなることもある
なのになんで自分はそういうの全部当たり前に回避できると思ってるんだと、頭の中お花畑かよと、腹立たしかった

でもそれは友達の方が普通で、そんなことを考えるのはきっと、私がきょうだい児だからなんだよな
何の不安も熟慮もなく普通の子が普通に生まれると思える人と、ここまで考えてしまう自分の差がしんどい

かといって、もっと重い障害のあるきょうだいのいる人もいるのに、そういう人が私の話を聞いたらどう思うだろうというのもこわかったりする
人生って難しいね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?