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re: ツイッターは「ずっとスクロールできる巻物」

いつも着眼点がユニーク&脱帽ものの、山田太郎さん@図解書きがまたナイスなnoteを書いておられました。

巻物! まさにそうですね。さすが山田太郎さん。仰る通りtwitterは「ずっとスクロールできる巻物」だと思います。言葉のチョイスがいい。勉強になります。一行目とキーワードが大切、というのも説得力あります。

そこで思わず、便乗記事。
なので、本日のタイトルはre:~になっております。reとは?という疑問に関するフォローはこちら→「メールの返事の"Re:"はresponseやreplyじゃない

ヨコのものをタテにする

書籍は横長、またパソコンなどのモニターは横長でWebデザインは「横長」見慣れた姿でした。(パソコンでWebページを見たとき、縦にスクロールもできますが、結局長くなればなるほど読みにくくなります。なのでこれまでのウェブサイトは縦スクロールにもおしまい=フッターがあります。)

が、スマートフォンが登場し、家の中外に関わらずインターネットにアクセスする機会が増えたことも要因となって、縦スクロールが日常身近になりました。また最近ではパソコン用のウェブサイトでも、スクロールしていると下に情報が延々あらわれる物もあります。
例えばnoteのホーム画面に行くと、これもtwitter同様にこれまでのウェブサイトで見られてきたフッターはなく下に下にとスクロールするとずっとフォローしているかたの記事が出てきます。
1つ1つのnoteはフッターがあります。内容に応じて、最適な表示がされていますよね。

ネット上のコミックも、今や縦スクロールが増えてます。当初横でページをめくる作りで提供していたサイトでも、縦スクロールに切り替えたりあるいは、任意で選択できるようになっていたり。片手持ちでどんどん読むのであれば、縦にスクロールのほうがページをめくるようなシンプルな作業としてやりやすくなります。あれはまさに現代の縦バージョンの巻物。

少し前までは“モバイルファースト”という言葉がありましたが、もう“スマホファースト”。スマートフォンを利用してアクセスしてくるユーザーのニーズに合わせ、デザインや使い勝手を最適化。ユーザーがアクセスする環境として断然スマートフォンが多いコンテンツほど、どこを意識するかは明確です。

参考

スマートフォンサイトのデザインに特化したリンク集

秀逸なレスポンシブデザインのサイトを集めたリンク集

(レスポンシブウェブデザインとは、PCのみならずスマホやタブレットなど複数の異なる画面サイズや様々な環境を考慮し最適化されたレイアウトやデザインを用意するWebデザインの手法や考え方。例えば、文字やコードが入った1つのHTMLファイルとデザインを担うCSSファイルを複数用意し、組み合わせてデザインを切り替えるといった具合。)

日本語の文字方向の今後

一方で、延々とした縦状態の「巻物」になるということは、日本語としてテキストの方向の主流が、すっかり縦書きから横書きになったからとも言えないでしょうか。考えてみたら、縦書きの日本語を読む機会が以前よりもずいぶん減ったと思いませんか?

子供のころでも教科書は国語以外は横書き。でも、新聞や雑誌、書籍は縦書き。手書きの手紙やハガキも縦書きでした。今、ビジネスの世界は横書き主流ですよね。手書きの手紙は出すのも貰うのも機会もグッと減りましたし、縦書きとなるとさらに少ないような‥。

もっとも縦書きでも横書きでも認識できる柔軟性は日本語の良いところでしょうから、縦書きも横書きも共存していくのでしょう。

では、本日はこれにて。
(虎の巻も、もう横書きの時代なのかなぁ‥)

ヘッダー写真 撮影地 ニュージーランド ©moya

最後までご覧いただきありがとうございます! 現在放送大学でPDFのアクセシビリティを卒業研究中。noteはそのメモを兼ねてます。ヘッダー写真はnzで私が撮影しました。 【ご寄付のお願い】有料noteの売上やサポートはnzクライストチャーチ地震の復興支援に使わせて頂いております。