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『その伝え方で確実に伝わるの!?』 プチっとスタディ vol.35

[キーワードと言い換え]

コンテクスト

コミュニケーション方法に影響を与える文化の共通認識レベル

[解説]

皆さんも
「ここまで言えば伝わるでしょ」
とか
「丁寧に言ってもらえないとわからないよ…」
といったように
言うにしろ聞くにしろ、伝え方で苦労することはありませんか?

※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます

それって自分自身の価値観を「ものさし」にしてしまっているからかもしれません。
(だって・・・難しくって・・・)

何故そんなことが起こってしまうのでしょう…

これにはあなたを取り巻く環境や文化が大きな影響を与えています。

その文化における共通認識レベルによってコミュニケーション方法に違いが生まれるのですが、
それら’コミュニケーションの前提となる部分’をコンテクストと言います。
※コンテクスト自体は本来「文脈」等を意味する単語

ちなみに共通認識レベルが高い環境を「ハイコンテクスト文化」
共通認識レベルの低い環境を「ローコンテクスト文化」と大別します。
(よく言語圏や国等で分けて使うんですわ)

ここからはケーススタディの領域になるので、そちらで詳しくいきましょう。
(領域展開!!!!)

[ケーススタディ]

まずは大別された2つの文化を理解していきます。

①ハイコンテクスト文化
まさに日本などはこちらに該当します。

日本人のコミュニケーションを見てみると、表情やしぐさ、微妙な言葉の抑揚などから相手方の心情や言いたいことを「察する」ことが基本となっているようですね。

つまりこの文化圏では、
「言葉に表している以外の要素」をコミュニケーションの主要素として盛り込んでいるのです。

更に、「事前に互いが把握しているであろう情報」についてはわざわざ言葉にせず
「相手がわかっている前提」で会話をします。
(この前提がイシューとなるケースが増えてます)


②ローコンテクスト文化
欧米などのコミュニケーションがこちらに該当します。

「直接的な言葉やジェスチャー」を用いて、
「具体的に表現」
することを基本としている文化です。

何を言いたいのかが明確なので、
相手方との認識のズレは起こりにくくなります。

といった感じです。
なんだかローコンテクスト文化の方が良い気がしてきました?
(こんな説明されればね…)

実際、ローコンテクスト文化に合わせたコミュニケーションの方がオススメです。

相手によって伝わらない可能性があるハイコンテクスト文化的な方法を取るより、
確実に伝えられる方法を取った方が万能でしょう。

それから
「言語圏や国等で文化を分ける」のような説明をしましたが、
今はそんな大きな分類で済むほど単純な話ではありません。
(ぬっ!?)

というのも…同じ日本の中にいても(無論生粋の日本人の間でも)
現代は「価値観多様化の時代」です。

つまり、
相手の言いたいことを「察する」ことができるほど単純な環境ではないんですね。

だからこそ同じ日本人同士でも、
「正確で明確な言葉」を用いてコミュニケーションを図る必要が出てきました。

もはや日本人の美徳の文化は
コミュニケーションにおいては通用しにくい時代となっています。

正確で明確な言葉を使うためには
vol.32のロジカルシンキング
が出来ると良いですね。

[投げかけ]

皆さんも
ローコンテクスト文化にも通用するようなコミュニケーションを心掛けてみてはいかがでしょうか?

以上
今回はコンテクストを解説しました。

[次回のプチスタ予告]

次回は
『一貫性の原理』
こちらを解説予定です。

お楽しみに!


まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!