『偶然の出会いを閃きに変える!?』 プチっとスタディ vol.49
[キーワードと言い換え]
セレンディピティ
≒
知識と観察力を用いて偶然を閃きに変える能力
[解説]
あなたも
ちょっとした出来事をきっかけに
「あ、なんか思いついたかも!」
という閃きを体験したことはありませんか?
(たまにあるよね意外な発見)
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
思いついた当人としては、
「たまたま」とか「偶然」が引き寄せた幸運のような感覚になるかも知れません。
しかしながら、
この閃きは全てが偶然から生まれているわけではないのです。
(どゆこと?)
この閃きはいわば「能力」であり、
身につけていくことが出来るものとなっています。
(…なん…だと・・・!!?)
そしてこの’偶然をきっかけにして閃きを得る能力’のことを
セレンディピティと言います。
この素晴らしい能力、気になりますよね?
ではケーススタディへ進みましょう。
[ケーススタディ]
ところで皆さん、「液体のり」って知ってます?
(んっ?)
オレンジ色の容器のアイツです。
最近スティックのりばっかり使ってないですか?
(アレか笑)
実はあの「液体のり」って、
ただただ紙同士を貼り付ける以外にも使えるんですよ。
そう、「癌(がん)」などの治療に!
(うわ、知ってたのに言われた笑)
と言っても「液体のり」をそのまま使うというよりは、
「主成分のポリビニルアルコール」を活用しています。
治療法自体はホウ素中性子捕捉療法という名前ですが、
治療法の詳しい説明は割愛します。
(長くなりそうだしね笑)
この治療法の課題として
「がん細胞内での薬剤の滞在時間」
があったわけですが…
(vol.10のイシューがあったわけね!)
それを解決したのが「液体のり」の主成分でした。
「薬剤が長く留まらない」
↓
「がん細胞から離れないようにしないと」
↓
「ずっとくっついている状態をつくるには…」
↓
「くっつくと言えば、のりがあるやん!」
となったわけですね。
※この部分はいとぴーの妄想です
妄想はともかく、
ここでセレンディピティが活きているのは確かです。
でもなぜこの治療の研究者は
「液体のり」の活用を閃くことが出来たのか。
そこには集積された「知識」の存在が欠かせません。
(単なる思いつきではないんか?)
治療に関する知識もそうですが、
「液体のりの主成分がポリビニルアルコールであること」
「同構造の他の物質よりもポリビニルアルコールが安価なこと」
「ホウ素を含む液剤を用いてスライムが作れると知っていること」
など、
多様な知識の組み合わせが成せる技です。
こういった知識を転用出来るのは、
vol.42のラテラルシンキングによるものでしょう。
また知識と同様に「観察力」も必須ですが、
研究者の観察眼は言うまでもないですね。
(たしかーに)
ということでセレンディピティを手に入れるには、
「'知識'と'観察力'のベースを整えておくと良い」ということになります。
(やっぱり日々の研鑽は大事か)
[投げかけ]
あなたも閃きを実らせることが出来るように
知識の収集に励んでみてはいかがでしょうか?
以上
今回はセレンディピティを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『クリティカルシンキング』
こちらを解説予定です。
なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
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お楽しみに!
まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!