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『行動を褒めればやる気が上がる!?』 プチっとスタディ vol.19

[キーワードと言い換え]

エンハンシング効果

外的報酬を得ることで自発的なモチベーションが活性化する現象

[解説]
皆さんも
自分の行動を人に褒められたら悪い気はしませんよね?
(あからさまなゴマスリは別よ笑)

※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます

なかなかいまいちやる気出ないんだよなぁ…
って時に、周りから
「あなたがいつも○○をしているのは素晴らしいことだと思う」
なんて言われると、
「あ、やっててよかった。これからも頑張ろ!
とか思いませんか?
(思っちゃうなー)

他人に自分の行動を認めてもらえている感覚ってモチベーションになりますよね。
継続の後押しになるんですよ。

これはvol.14のアンダーマイニング効果とは逆に、
「外発的動機付け」によって「内発的動機付け」が活性化する
エンハンシング効果
と言います。
(確かにvol.14でも言語的報酬ならどうとかって…)

ではエンハンシング効果もケーススタディで更に見ていきましょう。

[ケーススタディ]

小学校高学年のプチット君は少しやんちゃでサボり癖があります。
(あれ…まさかvol.14のプチット君グレちゃった?)

勉強にもあまり手を付けず、
授業中もふざけてばかりでした。
(不良の道を進んどるんかな…)

成績に影響するテストが近づいてきたある日、
友人のピート君から、
「今回のテストで点とらないと母ちゃんに見放されるかもしれん…でもわからないとこだらけでヤバイんだ。」
と相談されました。

ピート君を放ってはおけないプチット君は
「いつも遊んでいる場所で勉強会しようか。」
と言いました。
(お、根はいいやつのまんまか!)

と…ここまではいいものの、
最近めっきり勉強していないプチット君はピート君よりも実は成績が悪いのです。
(…なん…だと…!?)

そうはいっても調べたりするのを得意としていたところが功を奏し、
ピート君がわからないところのほとんどを
解消してあげることが出来ました。

ピート君はプチット君に対し、
「一緒に勉強しようって声かけてくれたり、熱心に調べてくれてありがとう。
頑張ってくれてるプチットがいてくれたから俺も一生懸命勉強できたよ。
しかも、わからないところがわかるようになると、勉強も悪くないなって思った。」
そんな言葉を掛けました。
(長くね?笑)

プチット君の心の奥底で、忘れていた感覚が蘇ります。
調べるって楽しい、勉強って面白い。
しかもそれが友達の役にも立つなんて。
(再覚醒のときー)

それからというもの、
プチット君もピート君も自ら進んで勉強をするようになっていきましたとさ。

このエピソードは
vol.14のケーススタディもご覧頂くと
尚更わかりやすくなる
かも知れません。
(ずるいなあその投げ方笑)

今回はピート君の「感謝の言葉」という言語的報酬が「外発的動機」としての役割を果たし、
このエピソード以降の行動に繋がるきっかけとなりました。

そしてこのきっかけが、
プチット君のもともと持っていた内発的動機を呼び起こし、
その行動を継続させる要因として貢献
しています。

エンハンシング効果
「外発的動機付け」を用いて「内発的動機付け」が喚起されるところまでを範囲としています。
つまり行動に「継続性を付与」する効果です。

その点で、報酬自体が金銭的、物的報酬ではないほうがいいのはもちろん、
報酬対象を「結果(成果)」ではなく「過程(行動自体)」とするほうがいいのです。

[投げかけ]

皆さんも、
周りに対して成果以上に行動を褒めてみてはいかがでしょうか?

以上
今回はエンハンシング効果を解説しました。

[次回のプチスタ予告]

次回は
『ジャムの法則』
こちらを解説予定です。

お楽しみに!

まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!