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『模倣に始まり創造をも見据える!?』 プチっとスタディ vol.77

[キーワードと言い換え]

守破離

基本の型を身につけ、その型を破り、更に独自の創造性を持って成長していく段階の総称

[プチっと解説]

あなたも新しく何かに取り組む際には、
すでにそれをよく知っている人の真似から始め
ませんか?

いきなり全くのオリジナルで始められることはほとんどないはずです。
少なくとも何かしらイメージしながら行動することになると思います。
(確かにテキトーにやるとしても別の経験を応用してるよね)

そこから段階的にアレンジを加えてみながら、
最終的に真似ではなく自らのやり方を実践していく流れになるのではないでしょうか。

特に武道や茶道などで型や流派が存在する分野については、
この流れを基本に成立しています。

まずは基本形となっている既存の型を身につけ、
その上でその型から外れた新しい形を少しずつ試していき、
最後は最初に習った基本の型とは異なる型を見出す

これを守破離と呼びます。

ではこの手順についてもっと触れていきましょう。

[更に深掘り]

「規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても 本を忘るな」
(ん?)

茶道を極めた千利休の詠んだ言葉です。
(お茶の人ね)

これがまさしく「守破離」を説いておるのじゃ。
(急に誰?)

vol.48の三顧の礼のような故事成語に近いですよね。

意味合いとしては、
「基本を忠実に守って身につけ基礎が作られることで、基本の教えからアレンジを加え、更に独自の手法を見出すことが出来る。」
といったところです。

これでは「本を忘るな」の部分が入ってない気がしますか?

いきなり独自の手法というのは本質を理解していない状態では成り立たない為、
’いずれにしても基本を踏まえる必要がある’ということを強調した表現となりますね。

でなければ、型破りの前に型無しになってしまいます。
(そゆことね)

ただどうやら千利休自体は守破離の起源ではないようですが、
大事なことは中身ですから、
あまり表面的な情報には捉われ過ぎないようにしましょう。

ということで物事を極める手順として
「守」の段階では、教えに忠実に型を身につけていきます。
「破」の段階では、教わった型に自分なりの変化を加えて編集します。「離」の段階では、破の段階の変化をもとに更に独自の型を磨いていきます。

この一連の流れが確かな成長をもたらす基本のパターンです。

成長段階をvol.32のようなロジカルシンキングで紐解くとこの構成が見えてきます。

[投げかけ]

あなたも新しいことに取り組む際は
守破離の流れに沿ってみて
はいかがでしょうか?

以上

今回は守破離を解説しました。

[次回のプチスタ予告]

次回は
『アンガーマネジメント』
こちらを解説予定です。

お楽しみに!

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