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「顧客視点」て何の仕事でも大切な考え方だし、「会話が生まれるような写真」て写真の真理だなと思った。コハラさんの家族撮影講座を受けて感じた事。

こんばんは。スプラトゥーン愛好家兼フォトグラファーのゆーいです。今日は下北沢に買い物に行った時のスナップを挟みながらお送りしてまいります。突然ですが「顧客視点」て言葉、使いますか?僕は良く使う言葉の一つなのですが、意外と何それって言われることもあり驚きます。読んで字のごとく「お客様の視点に立って考えること」なのですが、これはどんな仕事にも通じるのだなあと改めて思いました。僕の本業はWEBサイトやECサイトの構築や運用支援なのですが、この「顧客視点」がとっても大切なんですね。WEBサイトやECサイト、WEBサービスなんかはレビューを書いてもらわない限りはお客様の顔が見えないので、どれだけユーザーが沢山いようが何に良いと思ってもらっているのか、実は不満に思っている事があるのかなどが分からないんですね。だから、お客様の事を想像して何を改善すればこのWEBサイトはもっと良くなるのか?何を改善すればこのECサイトはもっと買いやすくなるのか?まさにお客様の視点に自分が立って考えることが重要なのです。僕はこの顧客視点さえあれば、どんな仕事にも活かせるのではないかなと常に思っていたのですが、まさにそうだと思ったキッカケがあったので紹介します。

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自分の価値を提供するためにお客様にもしっかりルールを守ってもらう事

いきなり顧客視点の話しをしましたが、きっかけはコハラタケルさんの家族写真講座を受けたことでした。インスタフォロワー11万人のコハラさんが仕事として引き受けている家族写真を、これから仕事にしようとしているかた向けに開催された講座です。ちなみに僕はこれから家族写真を仕事にしようと思っていません
ではなぜ講座を受けてみたかと言うと、おそらくコハラさんは家族写真を仕事にしている方の中でもトップレベルに単価が高いであろうと思ったのですね。そんなコハラさんが自身の仕事について語って頂けるのであれば、絶対に家族写真以外にも身になる学びがあると思ったからです。その勘は、間違いではありませんでした。

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講座の内容としては、仕事を受けるための機材準備、あったほうが良い物、仕事に臨む服装、営業方法などなど、本当に多岐に渡る内容でした。基礎的な要素が多いなと思いつつあることに気付いたのですが、コハラさんは「お客さんにルールを守ってもらい、自分の価値を最大限活かす準備」を徹底しているなという事です。僕は営業も担当しているので本当に身に染みているのですが、お客さんにルールを守ってもらう事はめちゃめちゃ難しいんですよ。おそらくですが、コハラさんが徹底している基礎を、講座を聴いただけで忠実に実行出来る人って1%もいないと思うんです。そのくらいお客さんは言うこと聞かないものだと思ってます(失礼)。でも、それは巡り巡ってお客さんの事を最大限に考えてるからこそ徹底されているのだなと感じました。

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コハラさんは「良い写真を残す事が目的」とされており、この場合の「良い写真」とは「コハラさんらしい家族写真」なんですよね。コハラさんの作風を見て依頼されているわけなので。でもそれは、いざ現場に入ったらお客さんがああしたいこうしたいと言ってしまう要望を聞いているようでは実現できない。お客さんはコハラさんの作風で自分達を撮って欲しいのに、自分達でそうではない状況に持ち込んでしまう事になるんですね。そこを、前提をしっかり決める事で自分の価値を守っている。これってお客さんのことを徹底的に考えて、自分の価値を余すことなく発揮するための準備なんですよね。聞き始めてしばらくは基礎的な事が多く少し眠くなってましたが(失礼)、あまりにも強い意志を持って徹底されていることに気付いた時、驚きと感動をおぼえ目が覚めました。(アーカイブもあるのでその後ちゃんともう一回みました)
有料講座なのであまり詳しい事は書きませんが、本当に基礎を徹底されていて、その中で自分の価値を余すことなく発揮するための準備もしている。素晴らしく参考になる話が聞けました。

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「会話が生まれるような写真」って、写真の真理だと思った。

自分が大切にしている顧客視点の考え方が、写真でもやはり生きてくるなあ、嬉しいなあと感じた事の他にも、

「会話が生まれるような写真」

というパンチラインを残されてました。これはハッとしましたね。例えばちょっと変な顔をしていたり、普通だったらボツにしてしまうような写真も積極的に採用する理由として、後からその写真を見て会話が生まれそうじゃない?と説明されていてなるほどなと思いました。例えば数年後の親戚の集まりで、変な顔をした写真を見返しながらおじいちゃんがそのときのエピソードを話すとか想像できますよね。それって写真にとって最高の役割だし、真理だなあと感じました。

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何気なく挟んできた写真に初めて触れますが、これは下北沢の路地で見つけた看板です。この日は友人5人で買い物を楽しんでいたのですが、この看板を見つけて盛り上がり、結局このお店に寄りました。笑
LINEグループのアルバムに入れてあるので、きっとそのうちまた集まった時に見返して、「こんな事あったよね〜」と話すキッカケになるだろうなと思ってます。その日一緒に買い物を楽しんだ誰も写っているわけでは無いけれども、間違いなく「会話が生まれるような写真」なんですよね。そういった写真も撮る、セレクトするのが重要と話されておりめちゃめちゃ納得しました。

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基礎を徹底する事の難しさは身をもって体感しているので、コハラさんが徹底されている事を本当に身につけようと思ったら、実際に仕事をこなしてから改めて講座の内容を見返して…と繰り返さないと絶対に身に付かないような内容でした... そう考えるとめちゃめちゃコスパ良いですね。
もし興味がありましたらアーカイブ販売があるようなのでぜひ。家族写真を仕事にしようと考えているかたにも、そうでないすべての方にもおすすめできる内容でした。


いやーほんと、良い講座でした…最近自分が撮る写真の意味を考えたりしていたので、考え直す良いキッカケになりました。

それではまたいつか、次の記事でお会いしましょう。


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