ゼビウスから始まるタイムスリップ：夢の中のレトロゲーム

（この記事タイトルは、ChatGPT-3.5 に作成してもらいました）

先日、久々にゲームセンターの夢を見た。

ここでの「ゲームセンター」というのは、令和の現在のゲームセンターではなく、昭和のデパートの屋上にあったような、いわゆる「ゲームコーナー」というか、もっと具体的には、ちょうどファミコンが発売されてすぐの頃、昭和60年頃の家族向けのゲームコーナーといった方が適切かもしれない。

設置されているゲーム機は、ピカデリーサーカスのような 10円ルーレットコインゲームをはじめ、テレビゲームは、（スーパーがつかない）マリオブラザーズ、ドンキーコング、ゼビウスなどだろうか。

ちなみに、ゼビウスの思い出といえば、特に体が小柄だった私は、どうしても筐体のテレビと顔の位置が近くなってしまい、視界に画面のすべてが収まらず、顔を動かさないと全景が見渡せなかったことだろうか。とにかく、テレビゲームの画面がデカかった。

大人になった今、同じような環境でゼビウスをやっても、このときのような感動を味わえないのは、やはり、体が大きくなってしまったために、画面全体を見渡せるようになったことだと思う。当時のような感覚を味わうためには、畳ぐらいの大きさの画面が必要だろうか。これを、テーブルの上に置いてプレイしたら、当時と近い感覚が味わえるのかもしれないが……しかし、本当にそんな大画面でゼビウスをやってみたい。

さて、話を戻すが、当時のゲームコーナーのイメージに近いのは、今なら、板橋区にある駄菓子屋ゲーム博物館だろうか。自宅からは遠方なので、なかなか行く機会はないのだが、近くに行く用事があったときは、必ず行っている。ちなみに、ここにはテレビゲームはおいていなかったのだが、ここにあるゲーム機は、だいたいどれも、デパートの屋上などのゲームコーナーで見てきたものだ。

とにかく、私にとっての「ゲームセンター」というのは、このようなイメージのままで固定されており、加えて、これこそが私にとっての理想のゲームセンターなのである。そして、こんなゲームセンターに行く夢は、年に数回の頻度で見る。

　

今回の夢は、なぜかあまり人けのない感じで、特段誰も遊んでない。さすがに、令和の現在の子どもたちにとっては、昭和のゲームは不人気なのだろうか、と思いながら店内をうろつく。

そういえば、ピカデリーサーカスのようなコインゲームは、しばらく当たりがでないと、経験上、その後、急に大当たりがやってくるような気がしている。当時、実際に、私も30コインが当たり、ドッカンドッカンが鳴りやまず、興奮と同時に、周りからの注目に耐えられなかった恥ずかしい思い出もある。

子どもの頃の小さな両手では、こぼれ落ちそうなくらいのコイン……この時の印象がよほど大きかったのだろうか。夢の中でも、よく大当たりが起きる。ただ、現実との違いは、いつも決まって、コインの代わりに硬貨（現金）が出てくるのだ！　今回は、100円玉とか500円玉とかが、ジャラジャラとでてくる！

以前は、こんな夢を見たときは、興奮でドーパミンがドバーとなっていたような気もするが、最近は、もう心が汚れた大人になってしまったのか。合計3,000円程度の金額では、そこまで感情が動かなくなってしまった。この辺も、大人になって残念な部分だろう。

いや、しかし。この空間にいるだけでも幸せになれる。これだけで、実は 3,000円以上の価値がある。というのは、現状、過去へのタイムスリップというのは、いくらお金を積んでも無理だからだ。

　

そういえば――これももう、20年くらい前になるだろうか――昔、ROUND1（ラウンドワン）の「スポッチャ」と記憶しているが、定額を払って、型落ちのゲームを際限なくプレイできた覚えがある（フリープレイ設定）。

型落ちといっても、さすがに昭和の筐体はなく、当時で７～８年くらい前のものだったが、その型落ちの時期が、結構時間に余裕があった大学時代と重なっていて、働き出して数年経った頃でもあり、仕事に疲れた心を癒すには充分すぎた。それに、働き出したら、プレイするゲームも止まったままだし、だからこそ古くささも感じることがなく、それこそ、大学時代のメンバーと一緒に、お互い、当時クリアすることができなかったゲームを、無事クリアできたときは、それなりの達成感があった。

その後、このスポッチャをまた体験したいと調べたときは……その店舗からは、なくなってしまっていた。別店舗では、まだ実施されているようなので、機会があれば行きたいと思うが、結局、それ以来一度も行けていない。昭和のレトロゲームがあれば行きたいと思うが、さすがに、そんなコストがかかることはやっていないんじゃないだろうか。試しに行ってみてもいいが、正直、テレビゲームなら、据置機のバーチャルコンソールで事足りる気もしている……が、家でやっても、正直あまり盛り上がらない。

また、みんなで、ワイワイガヤガヤとゲームしたいな……。大人になると、本当に寂しいものだ。