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つれない

うき人のこゝろにも似しなまこかな  松岡青蘿

これまた読み取れない俳句がと思いましたが、大岡信さんの「折々のうた」によると、
「う(憂)き人」という言い方は今では日常使われなくなってしまったが、自分が熱愛していても、そ知らぬ顔でいるつれない人の意」とのことで、江戸以前に使われていた言葉とのことです。
これがわかると意味がわかりますね、よく俳句にも出てくるような印象もありますし、これも頭によく入れておきたいとおもいます。

ただ「なまこ」はとらえどころのない見た目?からか、俳句によく登場するわりにネガティブ的なものとして表現されることも多いようにも思われ、ちょっとかわいそうというか、これぞ「つれない」気がするところです。

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