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『脳を最適化すれば能力は2倍になる』

目標をイメージすると実現可能性が高まるのは、ドーパミンが出てモチベーションが高まるから。
ノルアドレナリンの分泌は、パソコンのメモリを増設するのと同じようなもの。
感謝はエンドルフィンを生む。

なるほどポイント

目標をイメージすると実現可能性が高まるのは、ドーパミンが出てモチベーションが高まるから

目標は鮮明にイメージすることで、実現可能性が高まることは、自己啓発系の本によく書かれています。
これは科学的にも、間違いではありません。
強くイメージすることで、ドーパミンが出てモチベーションが高まり、成功確率もアップするからです。

ドーパミンは、目標が実現された時や、目標や計画を立てた時に、分泌されます。
ドーパミンが分泌されると、人間は快感を得ます。
人間は、快感を得ると再びその快感を得ようとし、次の行動のやる気が上がります。

自己啓発本に、具体的にイメージし続けると夢は叶う、といったことが書かれていることがあります。
具体的にイメージできるということは、夢の達成に至る道筋を細分化して一つ一つの目標を定義できているということです。
目標や計画を立てた時点でドーパミンが分泌され、人間は快感を得ます。
それによって計画遂行のやる気が上がり、夢の達成の確率が上がるということでしょう。

ノルアドレナリンの分泌は、パソコンのメモリを増設するのと同じようなもの

ワーキングメモリというのは、いわば「脳のメモ帳」です。
ごく短時間、一時的に情報を蓄えておくスペースとイメージしたらいいでしょう。
(中略)
適度なノルアドレナリンは適度な興奮を促し、ワーキングメモリの働きを助けます。
(中略)
パソコンのメモリを増設すると、体感速度は目に見えて速くなります。
ノルアドレナリンが分泌されて、注意力と集中力がアップして作業効率がアップするのは、まさにこういうことです。
ワーキングメモリが活発化するだけで、脳の働きも仕事効率も、大きくアップするわけです。

ノルアドレナリンは、恐怖・不安・ストレスを感じたときに分泌されます。
ノルアドレナリンの分泌は、覚醒度・集中度を上げます。
仮に直前まで頭がぼんやりしていたとしても、この分泌によって冴え渡ります。

適度なノルアドレナリンはワーキングメモリの働きを助けます。
適度な分泌を意識するために、ノルアドレナリンの効果は短期決戦限定だという事を抑えておく必要があります。
例えば、叱られて集中力が上がったとしても、数ヶ月もそれが続くことはありません。
ここぞという時に締め切りを作ってノルアドレナリンを分泌させ、一時的に頭のメモリを増やすイメージがよいのでしょう。

感謝はエンドルフィンを生む

自己啓発書を読むと、必ずと言っていいほど、「成功者は感謝の心を忘れない」「感謝の心を持つことこそ、最高の成功法則」といったことが書かれています。
(中略)
なぜ「感謝の心」を持てる人が成功するのか?
その理由は、人に感謝するとエンドルフィンが分泌されるからです。

エンドルフィンは、過度のストレス状態の時と、心穏やかなリラックスした状態で分泌されます。

過度のストレス状態の時は、鎮痛効果を発揮します。
例えば、格闘家が重傷を負っていても戦えるのはエンドルフィンが分泌されているからです。

心穏やかなリラックスした状態の時は、脳を休め、集中力・記憶力・創造性など多くの脳機能を高めてくれます。
例えば、フロー状態の時は、ドーパミンに加えてエンドルフィンも活躍しています。
ドーパミンの働きを抑えるGABA、の働きを抑えるのがエンドルフィンです。
エンドルフィンは、ドーパミンの働きを継続させることでフロー状態を維持します。

感謝すると、エンドルフィンが分泌されます。

自己啓発本には、感謝が大事、感謝から始める、といった言葉が書かれているものがあります。
その全てを説明できるわけではないと思いますが、理屈の一部として、感謝するとエンドルフィンが分泌され、集中力が向上するため成功に近づく、というものがありそうです。

こんな人にオススメ

  1. やるべきことの効率を上げたい人

  2. 生活の質を上げたい人

  3. 自己啓発本を読んで「感謝が大事」といった言葉に疑問を持つ人


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