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NEOKET5 サークル参加の記録

先日(2023/10-/7-21)行われたインターネット上のバーチャル空間で行われた同人誌・グッズ・データ等、オールジャンル即売会にサークル参加いたしました。その記録です。


参加のきっかけ

当方、今年(2023年)に創作ゲームブック(紙の本)の制作を始めました。
発行物を販売するためのプラットフォームとして、イラスト・まんが・小説の投稿サイト大手の「Pixiv」が運営している「BOOTH」というサービスを利用し始めたところ、「NEOKET5」というオンライン即売会が開催されるという案内が届きました。
関連会社が運営する別サービスへの登録が必要だったり、イベント用のPC専用アプリ(それなりのマシンパワーが必要、VR機器対応)をダウンロードして利用する必要があり、モバイル機器(スマホやタブレット)では参加できないがあるという、やや敷居の高いイベントではありますが、サークル参加は無料という、いろいろお試し要素の高いイベントです。
タダより高いものはないという言葉がありますが、とりあえず申し込んでみるかとサークルカットなど必要事項を添えて応募してみたところ、当選の連絡をいただきました。サークル配置場所は「E-18」でした。

宙に浮かぶ「E」の島。

Eの島は、VTuber系、およびゲーム制作系ジャンルのサークルが配置されていました。
★抽選漏れサークルさんもおられた模様です。ひとつの島に配置されるサークル数は固定なので、おそらく申し込みジャンルによって抽選率に違いがあったかと思います。

このイベントと親和性が高いのは、VRChatなどのメタバースプラットフォーム用のデータ(アバターや服など)、更に言うならVRoid Studio(VRCにも対応した人型3Dデータや服などを直感的に作れるツール。Pixivが開発・配布。U,,,,製。今のところ無料、多分どこかのタイミングでU,,,,のように課金フェーズに入るのではなかろうか)製データの販売を行っている方々、およびその界隈で活動されている方々(VTuberなど)ではなかろうかと思います。
実際、サークル・一般を問わず、その界隈の方々の参加が多かった・盛り上がっていたように思います。
その他、通常の同人イベントのように、一般・成人向けともに、二次創作、一時創作の様々なジャンルで活動されているサークルが集うイベントでした。

成人向け販売物が集う「成人島」に入った瞬間大きく立ちふさがる注意書き(通り抜けられます)

自前、またはアプリ内に用意されている既存の3Dアバターで、専用アプリ内に用意されたバーチャル空間内のサークルスペースを訪問できるようになっていました。
掲示物はBOOTHと連動しており、アプリ内でBOOTHで販売されている商品を購入できるしかけです。
サークルは割り振られた自スペース内に、ポスター、商品の紹介画像(お品書き、商品のサムネイルなど、規定サイズ内なら何でも)を配置でき、それにBOOTHへのリンクを張ったり、NEOKET内に別途見本pdfデータを置いておくことができました。アプリ内でBOOTHの商品を買うと、そのサムネイルを持ち歩ける仕様にもなっておりました。

アバターをVRoid Studioで作ろう

せっかくだから「消えた相棒」の主人公をアバターとして作ろうと、久々にVRoid Studioを起動。
VRoid Studioは、人型アバター、および服を、簡単操作で組み立てられるアプリです。顔、体型、服は原型を数値調整で変型させて作り、それにテクスチャを描けます。直感的に使えるのがすばらしく、髪型を設定するしくみが特に天才的。

VRoid Studioで作成中の「消えた相棒」のふたり(ショーンもまだ仮ですが作ってみました。髪は自然な感じで上方向にもハネさせたい)
VRoid Studio製のアバターは、大体どう作ってもかわいくなります(二人とも大人の男子です)

服については、今回のイベント開催期間中に完成させ、あわよくばBOOTHで販売することを目指しておりました。が、なーんとなくそれっぽいたたき台は作れましたが、そこからテクスチャを整えて仕上げることはできませんでした。続きは12月のイベント後、年内完成を目標に進める予定です。

仮縫い。旅装束(たっつけ袴)のつもり。腰のあたりが特に微妙。
股下をもっとだぼっとさせられるとよいのですが……。

イベント開催中の様子

サークルブースが並ぶ島内の様子。
「コアタイム」「NEOあいさつタイム」として設定されている特定の時間だけ、世界が夜になります。
昼間、エントランス島を別の島から眺めた様子。
コアタイム・NEOあいさつタイム中。花火も上がる。
エントランス島にて。
ごちそうも並ぶ(残念ながら食べられません)
露天温泉も登場!
釣りもできる!(残念ながら魚は釣れませんでした)

アバターは歩く、ジャンプする、という基本動作の他、喜ぶとかイイネとか、座ったりとか、いろいろな動きを取ることができました。見ての通り、撮影機能も付いておりました。動画録画機能はなかったので撮りませんでしたが、外部機能で少し撮っておいたらよかったなと終ってから気づきました。
他の方との交流方法は、モーション機能を使うか、文字チャット(全体チャットのみ。個人間チャットがあると困った人が良からぬことに使ったりする可能性があるのでそれを抑止するためでしょうか)、音声チャット機能がありました。
音声機能は、一応準備はしておりましたが結局使わず。文字チャットも読む専門でした。こういうやりとりに慣れている方が割とどんどん発言されていたので、流し読みするのが楽しかったです。
最大1000人まで参加できる仕様だったようですが、自分が参加している間の最大参加者数(開始直後と終了直前)は500人前後だったかと思います。NEOあいさつタイムで50-60人ぐらい。
時々、「配信中」と案内を出しているVTuberの方がいたりしました(アバター頭上にあいさつ文を出せる)。
VRoid Studio製のアバターだけでなく、自前のアバター、人型ではなく動物やその他、例えば物体の形をしたアバターを作って空間内に「置いて」いた方もいらっしゃいました。いろいろ考える&作れるもんだなーと感心。
メタバース界隈に知り合いはいないので、独りぶらぶらするだけでしたが、そんな方々を眺めるだけでも結構楽しいものです。

自ブースの設営について

設置できる画像はpng形式=透明(半透明)に対応しているので、それをうまく使った展示をされている方も多く、自ブース設営の参考にさせていただきました。

自ブースの様子。アバターはいろんなポーズが取れます。

開催に合わせて最新刊と、最初に出した本の改訂版(いずれもゲームブック)のBOOTH通販を開始したこともあり、すべてがNEOKET経由ではないと思いますが、おかげさまで予想していたよりたくさんの方にご注文をいただきました。感謝!!!
また、NEOKETの公式Xアカウントで、設営を紹介していただけたりしました↓ ありがとうございました!

(少数ではありますが、最後まで何も設営されていないブースもありました。サークル主さんは、参加する意思はあったものの、残念ながら様々な理由からこの世界にたどり着けなかったのかもしれません……。スマホやタブレットなどの携帯端末でも利用できるようになれば、参加者は増えるような気がします。その分運営側の負担が大きくなるかとは思いますが、例えばひとまず(ユーザーの多そうな)iPadには対応するとか)

まとめ

VRoid Studioに改めて触れるよい機会にもなりましたし、バーチャル空間を歩き回るのも面白かったし、あと、正直同人誌即売会としての売り上げは全く期待していなかったのですが、開催をきっかけにお求めくださった方もいらっしゃったので、いろんな意味で楽しめました。
次回の開催が予定されているということなので、可能ならまた参加したいと思っております。


今後のイベント参加予定

11/11に東京流通センターで行われる文学フリマ東京37に参加します。
第二展示場Eホール(一階)「き-17」です。

販売物はNEOKET5と同じく、ゲームブック二種です。
前回販売した「消えた相棒」の誤字脱字部分の修正セット(切り抜き済・のり付き)を配布いたします。
前回ご購入くださった方で今回も文学フリマにご参加の方は、お手数をおかけいたしますがブース前を通る機会がございましたらお持ち帰りいただければ幸いです。通りすがりにさっとお受け取りいただけるよう準備・展示しておきます。また、現物をお預けいただければ当方にて修正いたします。

「元剣士と雪の民」も誤字脱字がありますので、修正を行った上で販売します。
10/1のイベントでご購入くださった方で、文学フリマにもお越しになる方がいらっしゃいましたらこちらも修正セットの配布、または現物をお持ちいただけましたら修正済の本との交換をさせていただきます。

大変申し訳ないことですが、何卒よろしくお願いいたします。


12/9に東京ビッグサイトで行われるゲームマーケット2023秋に参加します(イベントは12/9,12/10の二日にわたって行われますが、参加するのは9日のみです)。
現在新刊ゲームブック「竜姫のために」を鋭意作成中です。
「チャック横丁」という特殊な廉価プランでの参加のため、既刊は展示・販売できません。
「消えた相棒」「元剣士と雪の民」は、11/11の文学フリマ東京か、来年に参加するイベント、もしくはBOOTH通販でのご購入をご検討ください。

ゲムマのカタログ用ブースカット。塔の見た目は多分変わります。

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