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うちに転がり込んできた大福

わ、note さん、今日は「読んだ本の感想を note に書いてみませんか?」って話しかけてくれてる。いつも素敵なご提案をありがとう。ただ、本、最近全然読んでないんです。最近やっと観れたドラマ「silent」についてなら、少し話したい気持ちもありますが、ちがうちがう、今日は、うちに転がり込んできた大福の話をするって決めたんです。

大きい福と書いて「大福」。正確には「雪見だいふく」です。うちに転がり込んできたのは、可愛い雪見だいふくでした。

「silent」よかったなぁ。画が綺麗やった。スロー再生、主題歌流れる、目黒蓮くんのファンになるの流れ。

雪見だいふく系 JK

うちに転がり込んできたのは大福で、いや雪見だいふくで、いやいやJKで。説明が難しい。どうか勝手に繋がっておくれよ、大福・雪見だいふく・JK!

まぁ、そんなこんなで(いや、どんなこんな?)、高校一年生の JK がうちに転がり込んできたわけですよ。名前は「うぉんちゃん」。白くて、むちむちしてて、声とか張ったところで全く通らない感じの、まさに雪見だいふく系 JK です。

うぉんちゃんとわたしは、いとこ関係です。当時わたしは大学三年生で、海外に一年間留学に行っていたのですが、帰ってきた頃にはこの JK がうちに住んでいました。わたしの実の姉「うぉんちゃん」と一緒に。ちなみにですが、わたしも「うぉんちゃん」なので、えっと、この三人は全員「うぉんちゃん」ということになります。そして本当に「うぉんちゃん」と呼び合います。うぉんちゃんの大渋滞です。

これは友人しかが撮ってくれたわたしの後ろ姿です。しかは silent な男の子ですが、いつも一定な感じでそこ(地理的に言えば関西)にいてくれます。

いとこは喧嘩しない兄弟姉妹

わたしなりのいとこの定義ですが、いとこは喧嘩しない兄弟姉妹です。もしかすると、喧嘩をするいとこもいるかもですが、わたしはいとこと喧嘩をしたことがありません。喧嘩の種になるようなものが、まあないです。とても平和な距離感だなと思っています。いとこがたくさんいるのは良いこと。いなくても、それはそれで、良いこと。

うちに転がり込んできたうぉんちゃんとわたしは、六つ離れています。うぉんちゃんが生まれた時、病院に行って、ガラス越しに赤ちゃんうぉんちゃん(赤ちゃんパンダみたいに言うやん)を見た気がします。そんなうぉんちゃんと、十数年後に一緒に暮らすようになるとは思ってもなかったなぁ。うぉんちゃんと暮らした期間は多分二年くらいですが、今思い返しても、本当に楽しい時間でした(うぉんちゃんはもうこの世にいない風の語りになっていますが、うぉんちゃんは全然生きてます)。

ドラマの主題歌「Subtitle」の歌詞の中で最もすきな部分は、「ひんやり熱いもの」です。たとえば、が思いつかないところがすきです。

三姉妹暮らし

当時、うぉんちゃんが JK だったこともあり、おかげさまで、わたしも姉のうぉんちゃんも、とても若々しく過ごさせていただきました。おうちにJKがいる、とても恵まれた生活環境でした。ありがたいことです。

サムギョプサルパーティー、たこ焼きパーティー、手巻き寿司パーティー、生春巻きパーティー、ありとあらゆる「パーティー」を楽しみました。パーティー芸人ですね。この JKと夜ご飯の材料を買いにスーパーに行くと、「なー、今日は何鍋にするぅ〜?」って言いながら、腕を組んで来るんですよ。想像つくでしょ、めちゃめちゃ可愛いでしょ。

わたしは毎日大学にお弁当を作って持って行っていたのですが、ついでだし、うぉんちゃんの分も!と思って、毎朝お弁当を二つ作りました。冷凍食品だって全然入れるし、切っただけ、焼いただけのも多かったです。でも、いつも残さずきれいに食べてくれました。何より、ご飯を俵形ににぎって入れるだけで、「今日のおにぎり可愛かった!」と言ってくれます。

ほう、JKにとって俵形のおにぎりは、「美味しい」ではなく「可愛い」なのか!と思いました。

ピント合ってないどころじゃない。ケーキです。

転がるために、まるいのか!

そんなうぉんちゃんが、今年二十歳になりました。振袖の写真を見て、やっぱりうちのうぉんちゃんが一番可愛いなって感じです。相変わらず、白くて、むちむちしてて、もちろん声も通りません。間違えて、いまだに自分のことを「JK」と言ってしまうあたり、ちょーっと痛いですが、うぉんちゃんには今も大変お世話になっています。うぉんちゃんのおかげで、姉妹で過ごす時間も増えたし、普段はめちゃめちゃ妹なわたしが、お姉ちゃんぶれるシーンも時々あるからです。

ガラス越しに見たあの赤ちゃんに、恋愛相談をしたり、仕事の愚痴を聞いてもらったり、研究の相談に乗ってもらっているのかと考えるとちょっと笑っちゃうけど、うぉんちゃんは我が家にやってきた大きな福だったということです。物理的に丸かったのも、多分そういうことです。


またいつか一緒に住みたい!


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