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12月27日

射手座から生まれた。水金地火木土天海、のつぎにわたしの名前が来ることはまだ誰も知らない。初めて、駅のホームで泣きくずれた高校時代の帰り道から、神さまも怖気付くような手榴弾を隠し持っている。夢にみた年の瀬の計画を遂行する。黒に白を足していくような日々、朝ごはんはショートケーキだった。なんでもかんでも「あれいいよね!これもいいね!」という友だちがいて、わたしはそうは思わない時でもそんなことを主張するこ

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「24,883枚目」

「24,883枚目」

いつか死ぬことをわかっているつもりでわかっていなかった 余命一年だとか言われると空がちゃんと、いちいち美しい へその緒を切られたときに感覚を失ったぼくらは大袈裟くらいが丁度よくて、ただ「生きている」と感じたいだけの生き物、この存在に、意味も意義もキューティクルもクソもなくて、命綱は愛と懺悔で編まれている 写真フォルダーの2万4883枚目

脳ミソ、生クリーム

脳ミソ、生クリーム

愛だと思いこんで諦めてた気持ちに対してギャルが言った「それって愛なの?慣れちゃっただけっしょ」が骨髄まで突き抜けた 愛の落ち着きは、慣れや飽きと似ているかしらん 十九歳、青臭いミゼラブルとわざとゆっくり歩く まだ、わたがしの上で眠っていたいし、とうもろこし畑で隠れんぼしていたいし、ああ へらへらしてたら振袖の下であばらが折れる

ぼんやり

ぼんやり

夕焼け空が好きです

寒色と暖色が混ざり合う、
そのすき間に溶けて消えるのが夢です

今夜も、夜の黒はわたしたちに気づかないまま
終わっていくのね