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「感情論のアンチ」2023/02/11の日記


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『ポケモンレジェンズアルセウス』というゲームがある。ポケモンシリーズの中で初めてオープンワールドになった作品で、今までにない戦闘の仕方やストーリーが特殊で、実況を観ていてすごく楽しい。



蘭たんさんの実況動画の再生リスト。ちょっと面白すぎる。以前にもひと通り視聴していたが、特に予定のなかった日は、無心でこれらを流しながら生活をするに限る。


ストーリーの展開として、『アルセウス』ではポケモンシリーズではお馴染みのジム戦がない。主人公が現代から過去へ時空を超え、状況が分からないまま空を落下して海辺に流れ着くところから物語が始まる。

意識を取り戻した主人公は、野生のポケモンを怖がるその時代の人たちからポケモン捕獲の名手として迎えられ、組織から衣食住を与えられたかと思えば、「空から落ちてきたお前を怪しむものが沢山いるから、認められるために任務をこなせ」などと上司に言われ、原因不明に荒ぶっているヌシポケモンたちと戦い、村の平和を守りながらポケモンを大量捕獲し、博士から貰った図鑑の完成も目指す。大変すぎ。


物語の途中、ポケモンシリーズとは思えないほど辛いシーンがある。よそ者が信用を得てこの村に居るためなどと託けた任務を命懸けでこなした主人公が、組織の長からヌシポケモンたちが荒ぶる原因と関係しているのではと疑われ、村や組織を追放される場面。いわゆる自作自演だと。

上司からは冷たく突き放され、助けた仲間たちからは手を差し伸べてもらえず、村の人たちから陰口を叩かれ後ろ指を指されながら薄暗い夕暮れの村を後にする。誰よりも手柄を挙げて、みんなの平和を守っていたのは主人公なのに。

中でも、近くで任務を見守ってくれ、主人公の実績を評価してくれていた上司が無能な組織の長に従い、一緒になって主人公を追放したのが悲しかった。自分がこの上司だったら「部下のために楯突いちゃうな〜」とか「村を出すふりして匿うとかするな〜」などと考えていた。


しかし結果として、 その上司は無能な長を立てながら秘密裏に主人公をサポートした。助けておいて、面と向かってはそんなことは知らないとそっけなく言う。かっこいいなと思ったし、これがデキる人の振る舞いだと思った。主人公の力を信じていることも伝わってくる。



ポケモンの動画を見ながら、先日上司と揉めたことが思い出された。必要と思えない業務を指示され、必要な理由を尋ねたら、ただの感情論で全く話にならず、論点をズラされた挙句全く関係のない話でキレられた。最初は正論で言い返していたが、話が終わらない上に、席周辺を混沌の渦に巻き込んでいたので空気に耐えきれず適当に切り上げて去った。やりきれない気持ちになって、同僚たちに声をかけられて泣きそうになった。


残ったのは上司への不信感と気まずい空気と不完全燃焼のモヤモヤだ。言わなきゃ良かったと思った。

得策は、シマボシ隊長のように自分の上司との関係は保ちつつ、秩序を守りながら物事を良い方向にコントロールすることなんだろうな。状況や事象にも依るけれど。


目上の人には噛みついては行けない。デキる部下はデタラメな指示にもいちおう従うべき。


でも言わなきゃ言わないでモヤモヤ残りそうだしな〜〜〜〜〜!! 

今までわりと仲良かったその上司を正しく見れるようになったのは良いことだ。それに自分が従うことでルール化し、仲間に被害が及ぶことを考えるとやっぱり一概には言えないな。


ただ、感情論で意見する上司にはならないぞと心に決めた。

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むしゃくしゃしたので帰りにミスドを買って帰りました。

こういう日は手っ取り早く脳内麻薬を分泌するに限る。エンドルフィンはいつだって最高。

こうやって生きていかなきゃいけないんだよな。


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