”飛行するmeme”全歌詞

↑配信・サブスクリンク↑

◇◆◇ 8/32 ◇◆◇

◇◆◇ 美しく / inner color ◇◆◇

襟足を藍く染めたいな
隠れてルール破りたいな
夏休み 廃墟
記憶喪失みたいな私は
退屈で死んじゃいそうだ

甘酸っぱい何かが食べたいな
恋とか愛はわかんないや
ただ君の隣にいると
そんな気分になるだけ

大嫌いなあいつ殴りたいな
あの歌を放送したいな
つまんない曲ばっか流さないでよ

Hey,Siri!世界を終わらせて

私はそれで世界を変えるから
笑えばいいよこんな私のこと
全部壊してみたいから
もうずっと待ってるのにも
飽きちゃったからさ

「誰にも邪魔されたくない」や
「誰にも触れられたくない」は
「誰も傷つけたくはない」の
裏返しです

君から優しくされたいな
私はそれに足りるのかな
特別になるのは怖いから
有象無象なままで
いたかったのになあ

ギターとペンとカメラ持って
煙草と一緒に火を点けた
屋上に花火持ち込んで
夜空に向けて振り回した
だけど君には届かないんだ
ただそれだけでよかったのに
どうして君には触れられないの

これで世界は変わるかな
教えて君の隠した色彩を
いつでもそばにいたかった

君の世界を私が変えるから
君は笑って変わらないままで
さよならいつかまた逢えたら
今度は美しく生きよう

◇◆◇ 告白 / innocent ◇◆◇

泡のような人生を泳いで
屋上の風 梳かす髪が揺れる
映画みたいな風景
夕陽の匂いがして
放課後のチャイムが鳴った

「いつか不意に寂しくなるときが
来るんでしょ?」
そのことを想うと こわいの

愛してるなんて
一回も言ったことはないけど
いつか いつか 大人になったら
この街から逃げ出そう
二人で そして
「結婚しよう。」

花のように死んでいけたら
もう一度 いつかどこかで
また咲く日が来るかな
始まったばかりの
二学期はそれはもう
死ぬほど
つまんないから

「いつかが来るまで僕ら
生きていられるのかな?」
零す君の欠伸がうつって
不思議と可笑しくって笑う
「大人になりたい。」なんて
嘘つきだった私のことを
嫌いにならないでよ

愛してるなんて
一回も言ったことはないけど
きっと 君には

愛してるなんてもう一生
言わないままだってきっと
いいの もういいの
愛なんて瑣末なものだと
あの日のように歌ってよほら
バカみたいに笑って ねえ
愛してるなんて
一回も言ったことはないけど
大人になって
何もかもを分かってしまう前に
恋をしてみたい 君を愛していたい

「好きだよ。」

◇◆◇ 少女透明 / water lily ◇◆◇

水槽逆様に泳いでは消える
海月の様に死んで往く事を願った
銃声が又嘲笑って紛れ
拒むシンクロ
現実は待ってくれないから

静謐に又夜が咲いては枯れる
窓辺 歔く 歌声
夜空を描いた
戯れ 青い息溢れ 歌う星の群れ
歪んだあの目で
憧憬 月に手を伸ばしては触れる
白い翼でこの幼気な背を解いて

藍は死んで

あの子は言った 「花のように。」

飛び発って
透明に為って往くだけ
月明かりの夜を泳いで
睡蓮の花が咲く頃
またカーテンが揺れる
もう透明に為って往くだけ
誰にも見つけられないで
最低な人生も後悔も
永遠に眠って

天体望遠鏡、
塩素の海、
スカートを揺らす
「その手で私を赤く染めて。」

溶け合って
透明に為って往くだけ
月明かりの夜を泳いで
睡蓮の花が咲く頃
また夢に溺れる

救いなんて無いから

◇◆◇ 破花 / stained ◇◆◇

花は破れた
教会は森の奥で眠っていた
映画のような景色を穿った

花は破れた
祭壇に硝子の雨が降り注いでいた

あの日の君は咲いていた
思い出す僕は最低だって
過ぎていく日々は透明だ
夏が去っていった
終わらない恋
花、簡単に、破れた

君は崩れた欠片を踏み砕きながら
歌っていた
讃美歌はまるで
泣いているようだった

天使の羽が生えて
君はそっとあの空へ
梯子のような光が
灰色を切り裂いていく

花は破れた
蕾は花火のように
狂っていた
埃を被った世界に風が吹いたんだ

あの日の君は咲いていた
踠いては空を跳ぼうとしていたって
花びらはいつも聡明だ
曖昧な愛を歌った
わからないまま
僕ら、純粋に

あの日の君は咲いていた
思い出す僕は最低だって
過ぎていく日々は透明だ
夏が去っていった
終わらない恋
花、簡単に
破れた

◇◆◇ 催夏雨 / rain ◇◆◇

灰色の街を濡らす雨 揺れる水面
花歌うメロウ
口遊んだ恋 詩を書いた紙上
四葩は咲いて 悲しみは降って
何も言えないままで

涙が落ちた 破れた恋が落ちた
もういいよ

俯いて 囁いて
零す美しい諦観で染めて

頽廃の朝を洗う雨 冴えるからだ
ただ注ぐメロウ
弄んだ恋 悪戯な詩情
雨傘咲いて しとど潤して
からだ透かしたままで

心が堕ちた 渇いた笑みがおちた
わかんないよ

嘯いて 傷つけて
脆く愛おしい静謐で溺れていく

俯いて 囁いて
淋しさも愛おしさもいつか
いつか消せるよう
俯いて 囁いて
君の美しい諦観で染め上げてみて

(頽廃の街を潤す雨
曖昧な想い見降ろすだけ
燦燦と輝く夏を待って
「だって。」なんて言って触れる
君の嘘はいつも咲いて

海岸で風を待っていた夜
祭壇で神を待っていた朝
散々願っては裏切られたって
「きっと。」なんて言って
枯れる花は過去に咲いて

最低な日々を咎める雨
感情に任せて濡れるだけ
何度でも僕らは夏を待って
そっと降った雨に
こんなバカみたいな名前つけて

「花は咲くかな?」
破片で血を流しながら)

歌う、雨に。
夏を待っている。

◇◆◇ 未明死す / mimesis ◇◆◇

私、神様なんて信じない
いたら彼女はきっと死んでいない
ガレージ、耳鳴り、閑散な
昼下がりに浮かんだ恋の歌

私、神様なんて信じない
いたら彼女はきっと死んでいない
美しく咲いた花が
摘み取られていくように

また口遊んで、口遊んでいた

君をただ思い出す日々を
忘れていく日々を
繰り返すだけなんだ
もういいよ全部
壊してしまったって構わない
夏は去って 君はいなくなった
真実なんてもうどこにもない

こんな現実なんてしょうもない
夢の中ではいつも幸福さ
さあ願い叶えてくれるのなら
私を殺してなんて
願ってみる

くだらないことを

君をただ模倣して生きる日々を
間違い探しのように
ずっと汚れていったって
もういいよ
全部失くしてしまった後みたいに
君からもらった真実も
もう愛せないから

未明死す
君から借りていたそれを
返せないまま
居なくなってしまったんだ
未明死す
いつも通りの日々を描いたって
わからないまま君が浮かんでいく

君をただ思い出す日々を
忘れていく日々を

ねぇ歌って 口遊んで
また笑って あの日のように
恥ずかしがって
翳む君の声が海辺から聞こえたの
ねえ教えて、わかんないよもう
全てだった君も

見えない 見えない
何も見えないまま
夜が終わっていく

◇◆◇ 街は砂糖になって / sugar ◇◆◇

気が早い街灯の明かりが
この街を染めだしたんだ
何回も君を待ったこの場所で
待ち合わせしよう
影法師が夜に溶け込んだ
好き嫌い花占いも
好きが出るまで続けちゃって

この街は砂糖になって
今から灰になって
紅茶の中へ溶けていく
今更何になって 二人不幸になって
手紙に書いた物語なんて無いの
砂糖になって もうじき夜になって
紅茶の中へ溶けて逝く
からだは自由になって
そのまま宙に浮いて
甘い甘い夢の中へ
私を連れて行ってよ

何もない退屈な世界が
なくなってしまったなら
そんなことを思いながら
また夜を待って
鼻歌を歌って また泣いて
ただ死んで 悲しんで
もう終わっていくんだ
手紙を書いた 名前もないのに
たった二文字が書けないまま
溢れ出した思いを
あの海に投げ捨てるみたいに

この街は砂糖になって
今から灰になって
紅茶の中へ溶けていく
今更愛だなんて バカな歌を歌って
誰もいないこの街を歩いて
淋しがるなんてのもつまんないから
灰になって 橙の夕を縫って
街路の底へ溜まっていく
もっと掻き混ぜて
そっと目を閉じて
生温い現実の中へ
淡く溶け込んで

さあこの瓶に花を詰め込んで
ただ笑って火を点けよう
灰になる前に最後の言葉を

このまま私は砂糖になって
今から灰になって
紅茶の中へ溶けていく
全部手遅れだって
きっと不幸になって
あの日描いた夢も消してしまえよ

いつか愛したモノも全部
灰に変わり
君に何も言えないままで
溶ける 溶ける I love you
さよならを

◇◆◇ 罪と夏 / orange ◇◆◇

もう十分罰は受けたでしょう
これから犯す罪を贖うための罰を
ねえそれなら
彼女を殺してもいいでしょう
ダメな理由を教えてよ

いいこととダメなことの
違いなんてさ
一体誰が決めたの
熱帯夜、ひとり涼しい部屋の中
残虐な映画を眺めては
泣いているんだよ

教会の中ではさ
生まれた時からもう
アダムとイヴの罪が
染み付いているらしい
午前2時の連絡橋
アクセルベタ踏みで
逃げ出そうこの街から

この夏が終わったら
人生もお終いだ
そんな風に思えるほど綺麗な現実が
消えかかって
君に恋をしたんだ 言えないけれど
大好きだった壊れそうなほど
全てを壊しそうなほど

お金持ちのお家に生まれたかったな
可愛い女の子に生まれたかったな
素直な心持って生まれたかったな
もうちょっとバカなまま
生まれたかったな
とか

サイレンが夜空に響いて
カーテン開けたままの
窓から夕焼けみたいな
オレンジが溢れ出して
この部屋を染めても
気づかないふりで
布団に潜ってキスをしよう

この夏が終わったら
生まれ変われるかな
この息が止まったら
この恋が終わったら

「きっと大丈夫だよ。
君の季節がやってくる。」
「夏が終わること、
誰も、忘れているから。」

「きっといつか幸せになれるよ。」

◇◆◇ 火になるあの娘 / plasmatic ◇◆◇

三限目の教室抜け出して
海岸線走って逃避行
皆勤賞寸前でサボる昼下がり
恋する心は止まらない

三学期の最終日早まって
感染症流行って逃避行
空中戦 曖昧な暗号で
私は全部憶えていたいの

ウォーアイニー 最低な愛で
今日も不埒なキスをしよう
ねえ アイラヴユー
アイラヴユー ベイベー
ロンドン行きチケットを買って
クラムジー クレイジー
そんな風に言われたって構わないよ
誰にもわからない
あなたにも届かなくたって

三限目の教室抜け出して
環状線走って逃避行
水平線きらきら
歌いたい言葉に意味はないんだって
ゲシュタルト崩壊していたいの
陽が落ちるまでこうしていたいよ

気になるあの娘の頭の中は
ふつう ふつう わりと普通
意地悪あの娘の頭の中は…

スカート捲って 髪ほどいて
傷だらけの I love youを

ウォーアイニー 最低な愛で
明日も不埒なキスをしよう
ねえ アイラヴユー
アイラヴユー ベイベー
香港行きチケットを買って
クラムジー クレイジー
そんな風に言われたって構わないよ
誰にもわからない
あなたにも届かない

ウォーアイニー 最低な愛で
今日も不埒なキスをしよう
ねえアイラヴユー
アイラヴユー ベイベー
月の裏側までちょっと行って
クラムジー クレイジー
誰にも理解されなくたって
気になって 火になって
気になって
火になっていく

◇◆◇ 水葬 / suicide ◇◆◇

水槽を飛び出した
息も出来ないのに
授かった翼は もう折れてしまった
錆びついた手摺りも
壊してしまったら
このままそっと 死んでしまうかな

水槽を飛び出した
息も出来ないまま
夜空に浮かんだ火花が
なんかとても綺麗で
煤けたスカート揺らしただ君は
涙を流していた
ごめんね、なんて云わないで

火の回る校舎の壁
乱反射する濁った水面
小さな君を抱きしめた

ゆっくりと僕らは沈んでいく
君は水の中で泣いている
愛しくて 脆弱な
その火を鎮めていく
このままどこまでも沈んでいこう
もうずっとこの夜を飛んでいよう
ねえ、神様どうか
僕たちを殺さないで

水槽を飛び出した
息も出来ないまま
歩く海岸線 灰色のバス停
書いては消したあの言葉だって
またいつか思い出して
どうしようもないことを
思うような そんなことだって
もういらないよ

きっと何もかも忘れていく
そうやって心は壊れていく
恥ずかしくて 純粋な
その言葉も歌声も
もうこのままで終わっておこう
花のように呼吸をしよう
ねえ、最後なんてもう最後でいいよ

水槽を飛び出した
息も出来ないのに
このままじゃきっと泳げないから

ゆっくりとふたりは沈んでいく
びしょ濡れで笑っている
取るに足らないと そう言って
塗りつぶすように
きっと何もかも忘れていく
そうやってふたりは壊れていく
それでいいんだ 僕たちは
君だってそう思うでしょう?
このままで終わっておこう
ほらいつものように息をして
ねえ、最後なんてもうこれで最後

水槽に飛び込んだ
泳げやしないのに

◇◆◇ Amnesia ◇◆◇

君は言った
「生まれ変わったら
あの人の恋人になりたい」と
僕は言った
「生まれ変わったら
君のようになりたい」と
ねえ本当ならどうする?
雲になって水になって
空を舞うなんてどうかな

催花雨は窓を叩いている
病室で君は眠っている
白い壁 カーテンの向こう
あの日の君がみえるよ

君は言った
「生まれ変わったら
あの人の恋人になりたい」と
君は言った
「生まれ変わったら
あの子のようになりたい」と

教会跡に座って
神様に背を向けたまま
話したそんなもしもの話

ねえ、このままふたりで逃げ出そう
なんてどうかな

今君の記憶はもう戻らない
君の願いは緩く叶った
今君の記憶はもう戻らないままで
生まれ変わった君は
それでも君だって言えるかな

◇◆◇ 天気雨 / memory ◇◆◇

ねえ、憶えてる?
あの海岸線で
ふたり朝を待った日のこと
ねえ、憶えてる?
君が歩くその防波堤の上で
キスをしたこと

忘れないで忘れないでって
思っても仕方ないな
そこに僕らはもういないんだから

天気雨降る昼下がりに
僕は君に恋をした
遠くで雷が鳴って
君は無邪気に光放っていた
もうなにも憶えていないのにさ

ねえ、憶えてる?
あの教会の上で
神様を待った日のこと
ねえ、憶えてる?
この世界は
君が呪った世界だってこと

変わらないで変わらないで
変わらないでと願っても
君は生まれ変わってしまうんだろう

天気雨降る昼下がりに
僕は君に恋をした
憶えてないかもしれないけど
君も僕に好きって言ってくれたんだ

約束も秘密も
守られないまま崩れていったって
信号が青になって
君は笑いながらただ
零した涙を隠して
いつだって僕らは嘘つきでした

Remember me
僕らはここにいる
Remember me

Remember me
僕らはここにいるんだ
Remember me
花束を

あの日のように君が笑ったんだ
泣きながら
あの日のように君が笑ったんだ

◇◆◇ 飛行少女 / punk girl ◇◆◇

叫びたい思いは募るばかりだ
海岸線走る自転車に乗って
変わらないいつもの道で待って
ほらこんな世界から飛び出そう

僕ら空を飛んで 歌を歌って
大人になってまた出会おうぜ
悲しみは忘れない
まだ僕ら馬鹿みたいだって
空を飛んで 歌を歌って
傷つけあって
ボロボロになったって
何もかもを愛したい
でも君しか愛せないなあ

叫びたい思いは募るばかりだ
心臓ばっかうるさい夜を越え
叫びたい!嗄れるほどに歌って
まだ眠ってる世界叩き起こそう

気づかないふりで 傷つかないように
優しい人なんかになりたくはないよ

君は空をとんで 歌を歌って
大人になって たださよならって
この日々は忘れない
まだ君は最高なんだって
空を飛んで 歌を歌って
傷つけあって また愛し合っている
何もかも壊したい
だけど何も壊せないんだ

僕ら空を飛んで 歌を歌って
大人になってまた出会おうぜ
愛しさは忘れない
ずっと愛してる

あー!

僕ら空を飛んで歌を歌って
傷つけあってまた恋しようぜ
もう全部叫びたい
人生は最高でしたって
空を飛んで歌を歌って
いつものようにまた君を描いている
何もかも忘れたい
忘れられるわけないな
忘れられるわけないなぁ

◇◆◇ 幸福譚 / renew ◇◆◇

バスの背で手を繋いで
ふたり夕を追い越して
「運命も偶然もどうだっていいよ」
って君は言った

バスの背で手を繋いで
僕ら坂道を降って
転がり落ちていくだけの人生を
どっかで悲観していた
俯瞰していた

鳥になって空を飛んだり
死体になって海の底へ沈んだって

僕ら都合よく書き換えていった
都合よく間違えていった
このまま海の底で泡になって
それで終わりだって
都合よく書き換えていった
都合よく間違えた僕らなら
幸せにだってなれるさ
ふたりで生きようぜ

バスの背で手を繋いで
掃いて捨て去った想い出
灰色になって流れた街並み
窓に翳みがかった

「歴史も科学も信じない
神様ももうここにはいない。」

「生きてる理由だって
ちゃんと言えなくってもいいの。」

「きっと心がひとつに
なることはないけど、」
「それも幸せなこと。」

君は都合よく書き換えて、言った
都合よく間違えていった
このまま雲の上で眠り
こんな夜を越えていこうぜ
都合よく書き換えていった
都合よく間違えた君だから
大丈夫さ

世界なんて曖昧なものに
踊らされて
ボロボロになった僕らは
バラバラになった心をもって
花になってこの森の奥で
呼吸をしよう
雨が降っても
枯れてしまっても
そばにいるよ

そうやって
都合よく書き換えていった
都合よく間違えていった
このままホントのことなんて
何一つ知らないままだって
都合よく書き換えていくんだ
都合よく間違えていいんだから
幸せにだってなれるさ
ふたりで生きようぜ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?