「知的刺激を与えて、出発点となること」2022年8月15日

『限界』シリーズの高橋昌一郎先生のインタビューを見つけた。
その最後はこの言葉で締めくくられている。

高橋昌一郎氏: そう。逆に「この本にすべて書かれている」とか「この本さえ読めばすべて大丈夫」という本があったら、それはニセモノだということです。本の目的は、それが大いなる知的刺激を読者に与え、常に出発点となること。それは専門書でも同じで、それ以上のものを本に期待すべきでもないと思っています。今はありがたいことに、方々から出版の話が来ています。これからも論理的思考を基盤に置いて、様々なテーマで「知的好奇心」を刺激する作品を書いていくつもりです。

著者インタビュー 高橋昌一郎氏

というわけで読了!

知性の限界 高橋昌一郎 著

翌朝読もうと思っていたが、眠れないので3時過ぎまで読んでいた。
前作『理性の限界』のシンポジウムの続編、ということで復習も含みながら進む議論。前作で触れられなかった言語、予測、思考の限界について様々な哲学者/科学者の思想からそれを読み解き思考していく。
相変わらず多種多様な専門性を持った登場人物が登場するのだが、パンピー枠で登場しているはずの会社員や大学生も普通に優秀でビビる。まあ、そんなシンポジウムに興味を持って参加している時点で優秀なのだけれど。

また読書時間を記録してみた。

積読防止と読書速度を向上を目指し、また読書時間を記録してみた。
前作の『理性の限界』を読み終えるのに、1ページ当たり1分14秒かかっていたので、それをもとに今回読んだ『知性の限界』の目標読了時間を予測。
1冊を読むのにだいたい5時間5分かかった。もちろん途中休憩は挟んでいる。
『知性の限界』においては、1ページ当たりを読むのにだいたい1分05秒かかる結果となった。

この、章ごとのタイムを計る読書法は、大体何時間で読み終えれるのかの目安が分かった上で読み進められるので自分にとっては結構有用かもしれない。
まあ、この『限界』シリーズは比較的読みやすい本である上に、ページ数自体も少ないのでこんなにスイスイ読めるのかもしれないが。
500ページ以上の小説とかでは、同じ手でうまくいく気がしない。

限界シリーズも残すところあと一冊『感性の限界』!
これも今日中に読んでいくぞ!
今週中に読みたい本はあと4冊。幸い今日は月曜日。いける!

それでは、さようなら。

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