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メンヘラ1人とのらねこ2匹

いつか記事にすると言って1年が経っていましたね。ヒェ

精神疾患を持つかいぬしと、元野良猫の2匹の愉快な生活のあらすじを少しまとめていきたいと思います。最後までお付き合いくださいませ。


発端は約8年前に1匹の子猫を保護したこと。全てはここからはじまったように思います。

当時勤めていた会社にか細い鳴き声が聞こえてきて、社員みんなで捜索すると会社の倉庫に小さな子猫。病院に連れていくとおよそ生後3ヶ月ほどの男の子でした。
結局会社の人は誰も引き取れなかったので、わたしが保護して本来ならば里子に出す予定でした。
だけど1週間も一緒に暮らしてるとすっかり情なんてうつってしまって、その子と暮らすためだけに会社を辞めて実家も出て結果一人暮らしすらも始めてしまいました。
その子は今も一緒に暮らしている、白黒はちわれの男の子「学(がく)さん」です。

拾った当初(生後約3ヶ月)
立派なデカ猫に成長
もうすぐ8歳(※2023年12月現在)


実はがくさんと一緒に暮らせるまで本当にいろんなことがありました。
息巻いて退職したものの家族に一人暮らしを反対され、それでもどうしてもこの子と暮らしたい!とわたしも意見を譲らず一触即発。実家は猫を飼うことができなかったため、家族と揉めに揉めました。
そんな時にわたしを不憫に思ってくれた祖母が、ありがたいことに「一人暮らしをはじめるまでこの子を預かってあげる」と言ってくれたため、好意に甘えてがくさんを預けその間家族を説得やらなんやらしてました。

でもまあその後なんやかんやあり結局わたしも祖母の家に預けられて、がくさんを保護してから3年以上経ってからようやく一人暮らしができるようになり、そこからやっとがくさんとの生活が本当の意味でスタートしました。

困ったのがまず猫飼育可能物件の少なさ。そしてかいぬしの都合(ユニットバス不可、家賃の額などなど……)を鑑みるとほぼ物件は選べない、という現状。
それでもがくさんとの生活はとても幸せなものでした。
働きながら3年ほど2人暮らしをしていたのですが、ここで転機が訪れます。

4年近く勤めたお店が閉店につき転職、それに伴い引っ越しをしました。
その時にもう1匹がくさんの同居人として迎え入れたいな、というかいぬしのエゴのもと、ふと里親募集のホームページを見ているとばっちり条件に合う子を見つけてしまいました。
それがサビ柄女の子の「晴(はる)さん」です。

お迎え初日から甘えっ子
小さいけど気は大きいぞ!
おっとりとやんちゃのハイブリッド

絶対譲れない条件というのが「大人の猫(1〜3歳くらい)であること」「女の子であること」「できたらサビ猫」というものでした。当時のはるさんは推定1歳くらいだったので、もう「この子だ!」と直感しました。
保護主さんの出していた条件も満たしていたためすぐにトライアルを申し出て、1ヶ月後には正式に譲渡されたのが昨年のこと。

正直なところ、2匹は不仲と言っても過言ではないです。
それでもお互いに同居人として存在は許し合ってるようで、そして2匹ともとても優しい子なので、ありがたいことに今ではすっかりかいぬしと2匹が同じ家で暮らすことに慣れてくれています。
2匹はあまり仲良しじゃないけど、2匹ともかいぬしのことは愛してくれています。このうえない幸せです。

とまあ、こんな感じであまり美しいお話ではないのですが、こうしてメンヘラ1人と元野良猫2匹の生活が今ここにあります。
ハードルはたくさんありました。これから先も、きっとたくさんいろんなことが待ち受けていると思います。

それでもわたしは猫たちの幸せを第一優先に、そんな自分を大切に、少しずつ前に進んでこれました。これからもしっかりと地に足を着けて生活していくつもりです。
難しいことだけど、それはそれで楽しいのかもしれない。
ここ最近、今が一番幸せをずっと更新し続けられています。

幸せを呼ぶ鍵しっぽのがくさんと、幸せを呼ぶサビ柄のはるさんに、今日もわたしは生かされているのです。
この子たちが運んでくれた幸せをどうこの子たちに返していけばいいのか、贅沢な悩みとともにきっとこれからも暮らしていくのだと思います。

ポーズシンクロしがち
初の鼻ちゅー激写したやつ
なんやかんやお互いに同居は構わないらしい

そんなこんなで、わたしとがくさんとはるさんの簡単なあらすじをご紹介しました。
どうですか?意外でしたか?
精神疾患持ちのこんなわたしですが、猫たちのおかげさまで存外人生を謳歌できています。

ただし、あくまで精神疾患が猫を飼うといいとか、そういったことではありません。
猫に精神疾患を改善させる効果は決してありません。
わたしの場合たまたまいろんなことが上手く転がってこういった形に落ち着いただけなので、病気の有無に関わらず無責任に猫を引き取ったり保護したりは、わたし個人としてはあまりおすすめしません。
だって、大変なことも死ぬほどたくさんあったから。

それでもわたしはこの子たちと暮らしていく今が、これからも長く続けばいいと、そう思っている。
そう思えるほどに幸せだと言えるようになった、メンヘラ1人と元野良猫2匹のこれはプロローグ。

なんやかんや近くにいるのは構わないらしい
秒でリラックスはるさん
やや収まりが悪いがくさん
末長く健やかであれ……

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