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自然栽培、春の様子、その素晴らしさ

 みなさん、こんにちは、家庭菜園研究家の廣瀬です。栃木県南部で無農薬、無肥料で年間30~40品目の野菜を自然栽培に近い形で育てています。今回は私の畑の(現在)3月末から4月頭の様子を紹介します。安心、安全、自然にやさしい野菜作りに関心のある方、SDGs生物の多様性につながる話に興味ある方のご参考になれば幸いです。

地面全体が緑で覆われます

 私は畑に適度に雑草を生やした中で野菜作りをしています。現在(4月初旬)、冬の間収穫してきたコマツナや紫チンゲンサイの残りが花を咲かせた様子です。

 春になるとアブラナ科の野菜がぐんぐん花芽を伸ばし、雑草も成長します。生態系が安定した場所では、ある種の草だけが辺りを覆い尽くすことはなく、複数の草花が共存する形で地面を覆います。

少しだけ野菜の手助けを

 ただし最低限の雑草管理は必要です。放っておくと野菜の生育が負けそうな時は野菜の周りの雑草を、ある程度、間引いたり刈ったりします。雑草の残渣は畑で自然に還します。次の写真は刈った雑草で通路を作った様子です。ちなみに私の愛犬が畑の通路を通るのが好きで、後日、紹介させて頂きます。

 左の支柱のところに夏野菜を植える予定で、位置を決めるため立てました。右のネットの下には白菜とブロッコリーの苗を植えています。春から初夏はモンシロチョウが飛び交い卵を産むので、キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワーはネットや不織布の助けを借りると安心です。そういった助け無しの完全自然農を成功させている方もいらっしゃいます。そこまで行けると素晴らしいですが、私の畑はまだ一部の野菜で不織布などの助けが必要です。

虫たちも元気に!

 無農薬で雑草が適度にあると、益虫たちが元気に働き、野菜が害虫にやられる被害がぐっと減ります。私の畑では春になるとテントウムシが活発に動き出し、あちこちで交尾をする姿が見られます。

 もうしばらくするとカマキリの赤ちゃんも見られるようになります。

葉物野菜が土汚れしない利点があります

 全体が草に覆われていると雨が降ってもホウレンソウなどに泥跳ねせず、ざっと水洗いしただけで料理に使えます。ちなみにホウレンソウも雑草と共存して元気に育ちます。次の写真は昨日(4/8)収穫した様子です。

毎日野菜をバグバグ食べます♪

 昨日の夕食に出したホウレンソウ、ブロッコリー(脇芽)、高菜です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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