隣国の君へ。私より。

君に書く初めてのファンレターです。


アイドルにとっては何万といるオタクの中の1人に過ぎないけど、私にとっては君が1番で、君しかいなくて、世界の中心で全てなの。


分かっていても、ふと夜中になんだか寂しくなってきました。数ヶ月前に降りた推しへの気持ちが未だに溢れてしまっていて、このご時世なんてたって暇で仕方ないので文字にしてみることにしました。


私はとあるK-POPグループを降りて、現在はまさかのジャニオタになりました。その過程は次の記事に書こうかな。


K-POPを好きになって10年、
君を好きになって2年。

韓国語が読めるようになりました。
話せるようになりました。
「韓国はパスポートがいる国内」って言い始めました。

君を好きになってからは
1人で韓国に行けるようになりました。
空港泊、背中が痛かったな・・・。
次の日キャリーケースを持ってそのまま大学も行ったし、リュック1つで国境を超えたこともありました。


ママの影響で何気なくK-POPが日常になって応援をしてたけど、ずっと大好きだったグループが兵役で各メンバーのソロ活動がメインになっていったのが、君を好きになったきっかけです。

8年好きだった前の推しより、たった2年応援していた君への気持ちが募ってしまうのはきっと必死すぎたからかもしれません。

2年しか追ってないオタクが大口を叩くなっていう正論、今は少し我慢してくれると嬉しいです。


私にとってこの2年はあまりにも濃くて、楽しくて、幸せで大変でした。

あえてグループ名等は出しませんが、K-POPファンの方なら知っているグループかと思います。「あ、あのグループの○○のオタクだな」って思ってぜひ読んでください。


君のことは後輩グループということでもちろん存在は知っていたし、何回か共演した時に見たこともあった。


今思い返すと「なんであの時は好きにならなかったんだろう」「あの時から好きだったらもっと君のことを見れたのにな」って考えちゃうけど、人生タイミングだからね。

2年前の3月、ふと動画サイトで見た君は今まで私が知っていたこんなに揃うか?!って感じるダンスフォーメーションの中でバキバキに踊ってる姿じゃなくて 、ゆるっとしたシャツを着て溢れる笑顔で踊ってる姿でした。


『스치는 모든 것이 특별해져 너라서(通り過ぎる全てのことが特別になるんだ 君だから)』


あの時この曲を聞いて、この歌詞を聞いた瞬間まさかこの感情を君に抱くなんて思わなかったよ。


この日から君を知っていくのに時間はかかりませんでした。


今までチャプターで飛ばしていた君のダンスを初めてしっかり見た。

今までTwitterのタイムラインで流れてくることがあったバラエティー番組を初めてちゃんと見た。

メンバーの名前と誕生日を覚えた。

出身地を覚えた。

少し複雑なグループ構成だって、今までは「大変そうだな・・・」って思っていたけど我が身になった。

数週間後、君の所属するグループの中の派生グループ?なんて言ったらいいんだろう。AKBでいうチームAとかBとかそうゆうやつ(雑か・・・)の1グループが日本でイベントに参加をすることを知った私は迷わずチケットを探しました。

君がいる訳じゃないけど、現場の雰囲気を知りたかったのもあって、フットワークの軽さぐらいしか自慢出来ることがない私はスタンディング良番を取ってたのは今考えても少し謎。でも付き合ってくれた友達に感謝するし、その時行ったから友達もまんまとハマってくれたと思えば結果はよかったのかな。

それからほんの少し経った時、初めて君に会えました。

日本デビューのイベントとライブ立て続けにあって、気がついたら何十枚もCDを予約して抽選のくじを当たりが出るまで引いていました。


初めて会えた時はもちろん嬉しくて幸せだったし、世界で1番かっこいいのは君だと改めて確信したの。


オタクってチョロいでしょ?(笑)


撮影会で君の真後ろに立てたことがあって、お見送りの時に咄嗟に想いを伝えた時は世界が止まったみたいでした。

あの一瞬で私に返してくれた言葉は大袈裟かもしれないけど、きっと死ぬ直前も思い出す気がする。


君にとっては会場にいる熱狂的な300人のファンの中にいる、ちょっとがめついオタクだったかもしれないけど、その一言で私の人生変わっちゃったんだよ。

発売日のイベントは野外なのに雨だったね。

たくさんの記者が来てて、優先エリアに入りきれないオタクがたくさんいた中、運が良いオタクなので(自分でいうか?)良番ですごく近くでまた君を見ることができました。

揉みくちゃにされたけど、
次の日熱が出ちゃったけど、

あの日の新聞記事と君の後ろで緊張した顔で笑ってるあの撮影会の写真、ちょっとお洒落な写真立てにいれてるよ。


それからは寝る間も惜しんでバイトをして、少しでも君のことを見たくて、君の視界に入りたくて、高いチケットを迷いなく買い始めました。テスト中に東京と大阪を往復してでも1秒でも君に会いたかったし、ソウルから少し運転の荒い高速バスに乗って地方に行くこともあったな。

初めてのサイン会。
緊張で手が震えたけどありったけの好きを伝えられたし、君が呼んでくれた、君が書いてくれた私の名前はずっとロック画面にしています。


カムバとリパケの活動で何度かサイン会に行ったり、サノクチャレンジをする中、日本に戻って授業を受けてバイトをする。今思い返すといつ寝てたんだろう。自分。(笑)

大変だったし必死だったけど、それさえも君に会えることを考えると楽しかったです。



初めての単独コンサート。

まだ応援して1年経たない私がめちゃくちゃ泣いてました。

楽しくて幸せで、ステージの上にいる君がかっこよくて、自慢で胸が誇らしかったです。

それからすぐにはじまった日本ツアー。
まさかのホール公演で…

チケット取るの、結構大変だったよ。(笑)

色々な場所に連れてってくれてありがとう。
友達とたくさん観光して、その土地の名産を食べてお酒を飲んで、すごく楽しかったです。

もちろん少しでも近くで君に会いたかったからチケットを買っていたけど、神様は見てるんだなって感じたことがあったの。

自チケで一桁列サイドステージ真横を引いて、とある曲で君が小道具のバルーンを持って私の目の前に来てくれて、少し屈んで両手でそのバルーンを渡してくれたこと。

別の公演で自チケで、ホール公演の最終で最前列に座った時、サインボールを手渡ししてくれたこと。

高いチケットを買っても叶わなかったことが、本当のほんとに運だけで叶って、夢見たいでした。

ツアーの最後はさいたまスーパーアリーナ3days。

今まで近くで見ることに必死だったけど、大きなステージに立ってる君のことをほんの少し遠くから見たくて、スタンド席に入りました。

息を飲むほど素敵な公演だったね。

アリーナ公演だからこその演出。
ちょっと長くなったMC。
追加された曲。

韓国公演とはまた違う迫力にすごく魅力されました。

オーラス公演は君に出会った曲でファンからのサプライズ。

「君は何より特別なんだよ」

ファンがみんなスローガンを掲げて一緒に歌ってる姿をすごく優しい視線で見てくれて、たくさんありがとうって言ってくれて、君へ対する大好き!が溢れてこぼれちゃった。

初めての母国でのツアー、たくさんプレッシャーを感じていたよね。

MCでメンバーを見つめて、たまにさりげなく日本語を直してあげる優しさはメンバーだけじゃなくて私達ファンも気づいてたよ。

本当にほんとに楽しくて幸せなツアーをありがとう。

オーラスから1日空いてあったリリースイベントでのハイタッチ会も楽しかった。

大好きな君に大好きな気持ちを伝えることが出来て、

大好きな君が音楽番組で1位を取って、

大好きな君がvliveでコメントを読んでくれて、

大好きな君がバルーンとサインボールをくれて、

なんだかオタクって自分勝手だからね
「あ〜、もうこれ以上幸せな感情をもう君で埋められないな」って思っちゃったの。

それと大学が忙しくてワールドツアーは1つも行けなくて、君に会えない日々が続いたこともあったのかな。

今まで必死に君を追いかけて、君なしじゃいきられないと思っていたけど、私は生きていたしそれなりに楽しい生活ができた。

物理的な距離がもっと離れてしまって、
世界中で活躍する君に着いて行けなくなってしまって、中途半端が苦手な私は君がアイドルだって分かっているのになんだか寂しくなっちゃった。

結局、私はわたしが幸せになることが第一優先だったんだなって改めて気づいて情けなくなった。

アイドルオタクって、私って勝手だよね。

そんな思いはあっても夏の日本である現場は全部行っていた。友達とのんびり君を見たけどね。

初めてのファンミーティング、申し込み忘れて2部だけの参加だった。楽しくて、手を叩いて笑った。

新しいツアー、友人に誘われて大阪と新潟だけ行った。

いつどこで君を見てもかっこよくて私の理想の人で王子様みたいだったけど、去年感じた幸せを越えられなくて、私自身ちょっと疲れちゃった。

オタクにゴールなんてなくて、ステージに立つアイドルの夢を応援するのが役目だと思う。それなのに、自分のことばっかり考えちゃうファンでごめんね。

君が私に言ってくれた「東京ドームでコンサートがやりたい」

叶う日が来ることを私も影ながら応援しています。その日は君の立つステージをお酒片手に見たいな。(笑)


君を全力で応援した2年は人生で1番お金を使って、1番飛行機に乗って、1番色々な場所に行った。ちょっと大変だったけど、すごく楽しかったよ。

君の視線に入りたくて、今まで以上に外見を気にするようになった。ネイルも出会う前より高いコースで可愛いデザインにした。服も絶対に同じものを着ないようにしたし、毎日パックもした。

自分で言うのはおかしいけど、私を可愛くしてくれてありがとう。


改めて、好きにならせてくれてありがとう。すっごくすっごく楽しかった!幸せだった!君の顔とダンスと歌声と優しいところ、全部ぜんぶ大好きだよ


今は新しい推しが出来たけど、きっと君からの幸せを越えられ推しは二度と出来ないと思います。

いつかまた君の姿を見る日が来たら、キャーキャー言わせてね。


体調に気をつけて、たまには自分の感情を出して、君らしくアイドルを貫いて下さい。


では、またいつか。