ゼミ生も頭を抱えた⁉ 意外と難しい「良い問い」を見つけ出す方法とは?~第三回授業レポート~
皆さん、はじめまして!立教大学経営学部舘野ゼミ3期生の菅原瑚景です。
皆さんに舘野ゼミの授業で学んだこと・考えたことを精一杯発信していきたいと考えています。
よろしくお願いします!
朝晩の冷え込みが厳しくなり、ついついだらけてしまう季節になりましたね。
そんな季節でも全力で授業を受け、学びを得るのが舘野ゼミ。
第3回のゼミでは、探究活動において必要不可欠な力である「良い問いを見つける方法」について学びました。
盛り上がりつつも真面目にワークに取り組むゼミ生の姿が印象的でした!
今回は本ゼミ、サブゼミを通して学んだ「良い問いを見つける方法」について紹介していきたいと思います!
少しでも皆さんの学びに繋がれば幸いです!
「良い問い」とはなにか
私達は自然と物心がついたころから大人たちに質問をし、学びを得ていきます。また、大学でも研究活動を行う際には問いを立てることから活動は始まります。
このように身近で誰でも立てられるのが”問い”です。
しかし、実は”良い問い”を立てられる人は意外と少ないのです。
皆さんも、日常生活の中で
「結局、問題はなに?」
と感じてしまうような問いに出会ったことはありませんか?
良い問いからは、そのような疑問は生まれません。
では、”良い問い”のポイントは何か。
それは、
・5W1Hの形を取っている
・バイアスにかからない考え方に基づいている
ことです。
次の章ではこれらのポイントについて説明していこうと思います!
Point① 5W1Hの形をとろう
よく社会では「高齢化問題」「ジェンダー問題」などといった問題がとりあげられます。
しかし、この「〇〇問題」という表記は”良い問い”とは言えません。
高齢化問題と一言で言っても、
「人数の少ない現役世代はどうやって高齢者を支えればよいか?」
「高齢者のQOLをあげるにはどのような政策を立てるべきか?」
など、様々な観点から「?」を考えることが出来ます。
「具体的には誰のどんなことが問題なの?」
このような疑問が生まれてしまう問いでは、問題の対象を絞り切れておらず、研究する際の躓きポイントとなってしまいます。
そのため5W1H(Why,What,Who,Where,When,How)の形をとることで、具体的な問いを立てる必要があるのです。
Point② バイアスにかからない考え方を!!
バイアス(bias)は思い込みや先入観とも言い、良い問いを立てる際に大きな障害となり得ます。
なぜバイアスにかかっている状態では”良い問い”を立てられないのでしょうか?
それは、バイアスにかかっていると、問題に対して狭い枠の中でしか問いを立てられなくなってしまうからです。
例えば、
「痩せたいけど痩せられない」
という問題をあなたが抱えていたとしましょう。
バイアスにかかっている状態だと”痩せる方法”を見つける問いを立ててしまいがちです。
しかし、バイアスから抜け出し問題の本質を考えてみると、実は
痩せている子はかわいいと思っていて、痩せたいのはかわいいと思われたいから
という別の視点が見つかるかもしれません。
この視点から問いを考えると、痩せるだけが問題の解決策ではないことが分かりますね。
このようにバイアスから抜け出すと、問題の本質に沿った解決策へ導く問いを考えられるようになるのです!
=オフショット=
まとめ
=良い問いとは=
・5W1Hの形をとる
・バイアスから抜け出した考えを持っている
雨の中でのゼミでしたが、「良い問いを立てる」という今後の大学生活で重要になることを学んだ充実した時間となりました!
最後までご覧いただきありがとうございました!
立教大学経営学部 舘野ゼミナール 3期 菅原瑚景
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