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北九州未来会議プラス レポート⑤

古いものをそのまま残すことだけに注力すれば、いつかは朽ちていくでしょう。
しかし、すべてを壊すのではく、新しい価値観をそこに付加すれば、生まれ変わらせること(=創造)が出来るのではないでしょうか?

多智雛さんは、「継承とは、頑なに昔から伝わる【型】を伝えることではなく、新しい価値観とともに成長していくことだ」
とおっしゃっていました。まさにその通りだと思います。

文化の継承でなく、街づくりもその精神が大切です。
北九州には、多くの文化財や歴史的な建物があります。それらの活用をもう一度、考えることは大事です。

文化財でなく、あなたが住む街にも、眠っているお宝のような場所や文化がたくさんあるはずです。
それらを地域の人々、若い人の発想、大人の経験などを掛け合わせていくと、新たなケミストリーを起こせるはずです。

最後になりますが、【型】について、おもしろい話を聞いたので紹介させていただきます。
日本の文化は、茶道や華道、柔道や剣道など、【型】を重んじる文化です。

【型】があるからこそ、それらは継承され、また海外から見る日本の美しさの礎となっています。
一方で、【型破り】という言葉があります。
この【型破り】というのは、【型】によって制度疲労的な硬直状態を打破することを意味していると思いますし
決して、悪い意味の言葉でなく、むしろ希望を感じる言葉ではないでしょうか?
歌舞伎の世界でも、型があって、それに型破りが続くことで、伝統を引き継いでいますね。
まさに「伝統とは革新の連続である」。

そんなことを思いながら、
型破りの街、型破りの北九州……魅力的だと思いませんか?

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