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スモールビジネス経営からBtoB SaaSスタートアップに転職した男

こんにちは。
石田(@_takayuki_i)と申します。

この記事はタイトル通り転職エントリーでして、転職背景やメンタルヘルスについての記述が主です。
内容は非常にチラ裏ですので、興味がある方のみどうぞ!

さる2022年の6月1日、僕は株式会社Smart相談室という会社に転職しました。

BtoBでオンラインカウンセリングを提供しており、所謂SaaSプロダクトを開発している会社になります。
また、人事労務ソフトを開発しているSmartHRのグループ会社でもあります。

僕の業務範囲はbiz側全般。
人も8人しかないので色々兼務です。
(今は割とIS寄りでして、名刺にはマーケティングと書いてあります)

前職は輸入貿易会社を経営しており、この歳(31歳)で全く別の業界にぶっこむ結構なキャリアチェンジだと、個人的に思っています。

なぜ転職したのか?

今年になって自身の法人で抱えていた大きな事業を手放す形となり、次何しようかなーと思っていました。

法人も今年の夏で6年目。個人でやっていた時代を含めると、7年目になります。
既存事業を伸ばす、取り扱いブランドを増やす、新規事業を立ち上げる、などなど特に方向性まとまっておらず、その中で色んな人に会って相談をしていました。

そんな中、TwitterでSmartHR創業者の宮田さんがSmart相談室について呟いているのを発見。
meetyでSmart相談室の代表の藤田さんがカジュアル面談を募集されていたので、面白そうだなーと思い、応募してみたのです。

面談の中でお話を聞く限り、Smart相談室が目指している世界が本当に魅力的だなと思い、業務委託で働かせてくれないか、とすぐにお願いしました。

今思えば経験もなく、若手でもない僕が働くことをOKしてくれた藤田さんは本当にトチ狂・・・いえ包容力がある方だなと思います。
僕も今まで有形商材しか売ってこなかったのでSaaSのことなど何も知らず、面談の前にThe Modelを読んだくらいです。

なぜSmart相談室なのか?

一言で言うと「事業に共感したから」なのですが、僕の体験からくる面が多く、書いてみました。
ここから僕の体験談なので、必要な人はお読みください。

元からアイデンティティ形成に多少難ありで、小さなことに変に落ち込む、あまりメンタルが強くない(と自認している)僕は、困ったら大学時代の友人に相談していました。

元々大学は臨床心理学科を卒業していることもあり、
大学の研究機関で臨床心理士として働いている友人を相手に、
・どういう状況で、どのように心が反応したのか(思ったのか、感じたのか)
・その心の動きはどのような背景があってのことなのか
などを、ロジックと共に整理することが、僕のメンタルケアだったのです。

本当に人からしたらどうでもいい、なんでそんなことで、と言われる程度のことをいつも相談しています。

こちらは相談に乗ってくれている僕の友人の舎川くんが運営しているカウンセリングセンター。全くSNSを更新してない。
https://aboutme.style/hennano

その体験からわかった、メンタルケアをうまくやるコツは2つ。
1. 早めに相談できる環境づくり
2. セルフケアに関して知識をつける

早めに相談できる環境づくり

「自分が思っていることを、この場所ではなんでも言って良い」これだけで心の安心感が段違いです。

誰でも、これを言うのは恥ずかしい、思ってるけど立場的に言えない、そんな小さな思いがあるはず。
そのモヤモヤ、地味に積み重なりますし、吐き出すのにも勇気がいります。

そんなモヤモヤを吐き出す安心な場所を、自らあらかじめ作っておく、と言う形です。

セルフケアに関して知識をつける

また、僕にとって相談できる環境は、簡単に言うと実践した技法について壁打ちの機会を作ることでもありました。

特にGendlinが提唱するフォーカシングという技法が僕に合っていて、自身でのフォーカシングと、その結果と考えられる背景の仮説を友人に相談していました。

療法/技法については、この技法が良いというより、自身がより自身をケアしやすい方法を探す方が良いのかなと思っています。

前出の宮田さんも、2年前に起業家のメンタルヘルスについて自身の体験を元にブログに書かれていました。

Coral Capitalにはこんな記事も。
起業家、スタートアップのボードメンバーという事業に何が何でも集中しないといけない人であっても、とても重要なことだと思っています。

もちろん僕が実践した
> 1. 相談できる環境づくり
> 2. セルフケアに関して知識をつける

この2つで全て万事解決とはいかないため、何度も繰り返す必要があります。
毎度相談して新しいことに気づき、ロジックを元に実践するの繰り返し。

僕と一緒に仕事したことがある(且つお酒を飲んだことがある)人から「石田がメンタル弱いなんて信じられない」と形容されることもありますが、それは多分僕がこの相談するPDCAを回し、常にセルフケアできるように心がけているからかもしれません。
誤解を恐れず言いますが、毎回何かあるとちゃんと地味に落ち込んでいます。
つまり、「すぐにつまらないことで落ち込む≠メンタル不調でダメになってしまう人間」ではないと言うことです。

少し脱線したので元に戻します。

この相談する内容も、適した療法/技法も人によって異なりますが、「早めに」相談できる環境はめちゃくちゃ重要だよね、と友人と言い続けてきました。

しかし自分の事業にすることもなく、誰かに伝わったらいいなぁくらいに思っており、市場にあるカウンセリングサービスに若干の違和感を覚えたままになっていました。

そこで出会ったSmart相談室。
藤田さんから説明を受けた時に、そうそうこれこれ!これが必要なんだよね、と思ったのを覚えています。

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▲Smart相談室のHPにも記載されている、「メンタル不調になる前に」という言葉通り、早期に、簡単に相談できる、相談する文化を形成することが働く人のセルフケアリテラシーを上げることにもつながると思っています。

メンタルヘルスと仕事

上記の通り、僕はメンタルケアについては相談できる環境(仕組み)作りが重要だと考えています。

2022年の今でも、メンタルケアに関してはどこもおざなりになっているところが多いと思います。

なんだかんだ言っても仕事はやってくる、業績や成果が重要、メンタルケアなんてそんなこと言ってられない、忙しいから後回し・・・になっていませんか?
メンタル弱いのは自分が弱いのが原因、なんて思っていませんか?

もちろん命かけてやりたいことに尽くすことも重要なのですが、自分の心が発している声に、耳を傾ける時間は絶対必要です。

この意見を裏付けるもう1つ実体験があります。

スモビジ経営者時代、正社員で働いてくれた友人にとても迷惑をかけたり、キャッシュフローがヤバかったりと事業が全然上手くいかない時期がありました。

本当にしんどくて、でも言い訳できなくて、深夜に安ウイスキーをロックで飲んで頑張って寝る生活。
4時5時にようやく寝られるようになるので、朝も起きれず、仕事がどうしても手につかない。
やらなきゃ状況を打開できないのに、頑張れない。
だから自己評価も下がってまた落ち込んで眠れない。

一人で悶々としていて、この時期は売上も全く伸びませんでした。

n=1なのでこれが全てではないですが、メンタルケアを怠ると体にも影響が出て、結果能率は下がります。
心の声、エラーを無視して動き続けていると大体仕事の成果も落ちる、と言うのが僕の持論です。

だからこそ、いや本当に、めっちゃ、有無を言わさず、Smart相談室どの企業にも必要でしょ、最適解でしょ、と思っています。

社内で相談する文化を作ることは結構難易度が高く、実践する人の心理的ハードルもあり、工数も割かれるため、割とどこも後手に回りがちです。

そんな場所作り+環境作りがSmart相談室でできるとなると、手前味噌ながら無茶苦茶ええやんけ・・・と。

Smart相談室入れて、相談できる環境を作って、メンタルヘルスを仕組みで解決して、意図してなかった離職を改善して、もっと業績上げてやりましょうよ、と。

従業員の働きやすさ(生きやすさ)も、業績もどちらも取れる、そのための仕組みの1つだと僕は思っています。

まとめ

長くなったのでまとめます。

1. スモールビジネス経営者からBtoB SaaSスタートアップに転職したよ
(ここで"BtoB SaaSスタートアップ"の話を全くしてないことに気づきましたがもう遅い)
2. メンタルケアは早期に相談できる環境作りが大事だよ
3. メンタルケアは仕事の能率にも影響を与えるのでもっと注目した方がいいよ

以上です!


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