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小さいときの思い出


私は左利きだ。
小さい時、文字を書く練習をしているとき、何故か鏡字かつ文字の順が逆にしかかけなかった。
練習して、普通に書けるようになっていったのだが、当時は四苦八苦していた。

一番よく覚えている思い出が、

かたくりこ

という文字。どうしても

こくりかた(一部鏡字)

としかかけなかった。理解はしているのだけど、どうしても鏡字になってしまうので、癇癪をおこした記憶がある。右利きを強要することなく穏やかに接してくれた両親には感謝している。実家の片栗粉入れにいまでも子供らしいぎこちない字の

こくりかた

が色褪せたセロテープとともに貼ってある。
ただ、そんな思い出。



余談だが、あまり、左利きの人に「左利きなの?」とか聞かないほうが良いというのが私の意見だ。
もし、あなたが右利きだとして、「えー右利きなの?」とか根掘り葉掘り聞かれたら少し煩わしく感じると思う。
ときには差別的な言葉をかけられることもあった。嫌な思いもしてきたが、黙っているしかなかった。

多様性、という言葉がしっくりくる。SDGsと言うやつらしい。
人によって感じ方は違うし、一人ひとりが違うのだ。

ちなみに今は箸と鉛筆以外は右利きで、箸は両方使えて、鉛筆はある程度は右も使える。

よく聞かれるのでテンプレとして書いておく。

そんな思い出話。

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