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8.ハリーポッター

私の幼稚園生の頃の将来の夢は、
ハリーポッターの登場人物である
「ハーマイオニー」だった。

私はハリーポッターと共に成長してきた。

幼稚園生の頃、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」が公開された。

魔法の世界に引き込まれ、
いつか私も、ホグワーツから入学許可証が届き、
ホグワーツで勉強するための教科書や
自分を選ぶ杖を買い
黒いローブに身を包み
魔法学校の生徒になるのだ。

そしてハーマイオニーのように
綺麗で、賢い女の子になりたい。

そう思っていた。

私は初めてハリーポッターを見た時から
ずっとハリーポッターが好きだった

もちろん今でも大好きだ。

小学生になり、
ハリーポッターシリーズの本も読むようになり
映画が公開されるたびに映画館へ行き、
過去の作品はDVDを買ってひたすら映画も観た。

昨年は大学のハリーポッター好きの友人たちと
USJに行き、みんなでローブを着て回ったり
今年の2月には、念願のイギリス旅に出かけ
ハリーポッターの聖地を巡った。

ハリーポッターへの愛は、
誰にも負けない自信がある。


ハリーポッターには
たくさんのテーマが隠されている。

わかりやすいテーマとして
やはり「愛」があるだろう
これはあまりに壮大なテーマで
一言で語ることはできない。
そして物語の中に展開される愛は
ひとつではなく、たくさんあるのだ。
それを全て話してしまうと
1日では終わらないので、
少しつまんで話をしよう。

幼い頃にヴォルデモートに両親を殺されたハリー。

幼い頃からダドリー家に預けられ、
ひどい仕打ちを受けてきた。

しかし11歳の誕生日、
ハリーのもとに、運命を変える手紙が届く。
そして、

ホグワーツ という"自分の居場所"をやっと見つけ
ハーマイオニーやロンといった友人
頼もしい教授たちと出会い
もちろんハリーの心は豊かになったと思う。

しかし、なによりも大切な出会いは
アズカバンの囚人 での
シリウス・ブラックとの出会いだろう。

ハリーの名付け親。
ハリーの父、ジェームズの友人。

それがシリウス・ブラックだ。


私は、シリウスはハリーにとって
初めて安心して頼ることができる「大人」だったのではないかと思う。

ダンブルドアや、ハグリッド。マクゴナガルなど
ホグワーツにはたくさんの頼もしい大人がいる。

しかしやはり、シリウスは
他の誰でもない、
ハリーにとって唯一の、安心して甘えられる存在だったのではないだろうか。

そしてそのシリウスとの出会いで
ハリーはさらに、豊かな感情を持つことができたのではないだろうか。

それが「愛」なのだと私は思う。

他の誰かを好きになること。
それは友情でも、恋愛でも。


ハリーにとって
初めて家族と呼べる存在。
唯一の家族。

家族の形は、人それぞれだし
どれが一番幸せかだなんて
答えはない。

でもハリーにとっての、
シリウスという唯一の家族は
ハリーに「愛」を教えることのできた
大切な存在だった。

 



ハリーとシリウス・ブラックが
もし、一緒に住むことができていたのなら
どんなによかっただろう。

ふとした時に
そんなふうに考える。

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