バスの寝ているところ
仕事のあとは途中までバスで帰ってる。
復職して2週間が過ぎた。
そう、復職しました。
まだ時短で朝が1時間遅れ、夕方は定時まで。
一足飛びにふつうの勤務時間に戻しても良かったけれど、なんとなく自信がなくワンクッション置くことにした。
仕事の内容は楽しいので時間はあっという間に過ぎる。時間を伸ばしても心配していたほど疲れなかった。
しかしながら、秋が深まるにつれてどんどんかなしくなってきた。元気なのに不随意にかなしい。
これはいったいなんだということで病院で相談したところ、季節の移り変わりによるものだという。秋はうつが悪化しやすいという。知らなかった。冬は冬季うつというのがありますでしょ。春には春愁とか木の芽どきの憂鬱とかあるじゃない。
念のため調べてみるか。
「夏 うつ病 悪化」
…
するんかーい!
薬を増やして調整したけっか、かなしい気持ちはだいぶおさまってきた。おさまるんだ。
しかしながら、朝がつらい。
目覚めるが起き上がるのがつらい。とにかく横たわっていたい。これは9月にはなかったな。
仕方ないので家を出るギリギリまで横たわっている。クエン酸のすっぱい飲みものを飲むと一瞬シャキッとするのでその勢いで家を出る。10時出社でよかったな。
お昼まで朦朧と過ごす。椅子に座っているのがつらく、今日こそは早退しようと思う。頭が締めつけられるしフラフラする。意識を鮮明にするためにひたすら飲みものを飲む。急いで話すと呂律が回らないときがあるので、注意してゆっくり発語する。うーん、つらい。
が、これが午後になると別人なんである。さっきまでのあれはなんだったんだと思う。
打ち合わせのようなものがもしあれば極力13時以降になるようにする。そこから夕刻まではおおむね何事もなく過ぎる。
日が落ちるのが早くなった。
会社を出る頃には夜が近づいている。
突然ですけれどもね、上下に移動しない運動は疲労しないという考えを持っていましてわたくし。つまり、物体を持って横移動しても「仕事」にならないじゃないですか、物体に加えた力と動かした向きが違うから。だから歩いてバス停に行くのは疲れないんです。
地下鉄の駅に行くと縦の移動をしないといけないから疲れる。
と、思ったのですがわたし物体を持って移動しているのではなく物体そのものだからこの考え方おかしいです?
というわけで乗り換えの駅までバスで帰ってる。
そのあとは仕方ない地下鉄に乗る。両方バスでもいいんだけど。それはそれで時間がかかり過ぎる気がする。
バスの窓から車庫がみえる。
仕事を終えたバスが帰っていく。
夕闇に窓や電光表示の灯りが綺麗だな。
おつかれさま。
わたしも仕事おわったよ。
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