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コロナ渦の旅行にPCR検査は重要、安心《ドイツでPCR検査レポート》

世界的に猛威を振るったコロナウイルスは、一旦落ち着いたかのように見えましたが、依然として私達の生活にぴったりとくっついて、今やコロナとの共存が切り離せない話題となりました。

私の暮らすドイツでは、感染拡大を防止しながらも日常生活や社会活動を取り戻していこうという流れに。この夏、一部制限を強化しながらも、各自がバケーションを取れる環境が整えられたように感じています。

このnoteを書いている9月7日現在、ドイツへの入国・帰国者へのPCR検査が無料で実施されています。リスク地域からの入国は検査が義務になっていますし、それ以外の地域からでも、たとえ私的な旅行が理由でも検査を受けることが可能です。

今回夏のバケーションに伴ってPCR検査を受診してきたので、その経験をシェアしたいと思います!

【PCR検査の流れ(主要港を通らない場合)】
 電話予約 ⇒ PCR検査 ⇒ 結果連絡

飛行機や電車などで主要な港を使って入帰国した方は、その場に検査施設が作られているので当日受けられるそうですが、車などで入帰国した方は別途予約をとって指定の検査施設に行くことになっています。
検査施設は仮設で建てられていたり、ドライブスルーだったり、あとは指定の医療機関だったり色々なパターンが。

市や州のHP(だいたい「市+Corona」って入れると出ます。)に連絡先が載っています。かけてみるとドイツ語の他に、きちんと英語案内も用意されていました!
でも、一度英語案内かけたものの全然繋がらず…ドイツ語の方はサクッと繋がったので、人員的に混んでいるのかも。かける時間は気にした方が良いかもしれません。

予約は当日を含めて3日程の間で取れるようです。早めに予約を取っておけば良かったのですが、土曜日の夜の帰宅が予想よりも遅くなってしまって電話受付がクローズ、週明けの月曜朝イチで電話をかけました。
いずれにせよ結果が出るまでQuarantineが続くので待つ必要はありませんから、いちばん早い時間をお願いしたら、そこから1時間程後の予約を取ってくれました。
役所や手続きの予約が取れないことで有名なドイツなのでドキドキしていたのですが、このスムーズさは嬉しい驚きです!

電話口で個人情報とメールアドレスを伝えると、その場で予約番号の載った予約確認メールが届きます。

検査には保険証と身分証を持って、あとは旅行に行っていた証明にホテルの予約確認書等が必要な場合もあるみたいです。マスクの携帯もお忘れなく。
車で向かうと、広い駐車場を間借りした仮設の検査施設が。入口から担当の方が予約をチェックして、進む場所を案内してくれます。

車のまま列に並んで開けた窓から検査するドライブスルー方式と、駐車して隣の建物で検査するウォークイン方式と両方揃っていて、私達が案内されたのはウォークインの方でした。
実は予約電話口での案内はドライブスルーを想定していたようで、運転席側に前後に分かれて座って来るように言われていました。

安全面ならやはりドライブスルーな気がしますが、結構な数が並んでいて、私達のウォークインの方が進みが早い(というか並んでいない)印象でした!

ウォークイン方式でも、入口にきちんと手指消毒が設置されていて安心♪
受付で身分証明書と保険証を提示すると、ガラスで仕切られた先の担当の方がデータを入力。そこで伝えた電話番号に後日結果が来るシステムです。陰性ならSMSが、陽性その他なら電話がくるとのこと、ドキドキ!

余談ですがドイツではケータイ番号で個人を登録をするシステムがとっても多い気がします。(日本はメールアドレスの印象。)
確かに今はほとんどの方が番号を持っているし、個人を特定するのに便利なんでしょうね。UPSやFedXなどの荷物だったり、色々なものの連絡がSMS経由で届く国です。

さて、自分の情報ラベルの貼られた検査キットが渡されたら、奥の検査エリアへ。医療スタッフがそのキットを受け取って、のどの奥をぐりぐりしてくれます。

口を大きく開けて「Ah, sagen.(アーと言ってください)」。ちょっとオエっとなりそうになりましたがアッという間に終了です!

その後は結果の連絡の仕方や関連情報の記載された簡単なリーフレットを受け取って帰り道。こちらも独英ありますのでご安心を。結果がくるまで、お家隔離生活のスタートです。

今はちょっと検査数が多いので4日程かかると言われていましたが、結果2日でお返事がきました。夫婦共々、無事陰性でほっと一安心!

今年バケーションに行く人と行かない人は五分五分だそうです。

わが家もバケーションにあたって旅行先に持ち込むのももちろんですが、持ち帰って広めてしまうことも心配だったので、PCR検査の無料化はそういった不安を解消してくれるところが安心できると感じました。

それにプラスして、帰国後結果が出るまでの自宅勤務を快くOKしてくれる会社が多いのも、やはり個人のプライベートを尊重するヨーロッパ、ひいてはドイツならではの良いところなのかもしれません。

コロナと切り離せなくなった生活。なにかと窮屈なことも多い状況ですが、自分と周りの人の安心安全をいちばんに考えながら、ゆったりとした生き方が実現できるようになることを祈っています。


*当noteは執筆当時の状況・情報をもとに書かれています。Covid-19を取り巻く状況やルールは日々変化しますので、公的な最新の正しい情報を参照してください。

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