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【焼きエビ】シンガポールで釣りたてを、その場で味わう幸せ

Prawnighとは、主に台湾やシンガポールなどの東・東南アジア諸国で行われるエビ釣りのこと。屋内または屋外の釣り堀に放たれた手長エビを、釣竿とレバー等の餌を使って釣り上げる。釣ったエビを調理してBBQとして食べられる施設が併設されている場合が多い。

その日はシンガポールお決まりのスコールに降られていたので、イーストコースト散策はあきらめて近くのエビ釣りに。マリーナベイサンズやユニバーサルスタジオシンガポールなど、華やかなイメージのシンガポールの中では地味な類のローカルアクティビティですが、私のnoteやInstagramにいいね!をしてくださる方には是非おすすめしたい現地のリアルな遊びです。

お世辞にもきれいとは言えない釣り堀には、既に現地のおじさん仲間や子供連れファミリーの姿が。受付で竿と餌を受け取ったら好きな場所を選んでいよいよスタート。採れ高重要なので池の角を狙います。

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餌はレバーや練り餌、ミミズなど施設によって色々です。この餌を針に付けるのがもうダメっていう人もいるでしょうし、更に釣り上げたエビもかなりの大きさとカラーではじめはびっくりしてしまうかも。日本のスーパーではあまり見かけない、ブルーが差し色のかっこいいエビです!釣り上げたら観察しつつ、針を外して次を狙います。

なかなかコツも必要なので、小腹を満たすだけのエビを釣るのには1時間ちょっとかかりました。これも(養殖ですが)自然の厳しさですね。
さて、早速調理。ハサミのついた長い手は挟まれると痛いので手でちぎって外します。衛生面が気になる方は、ここでお塩を使って殻ごと洗っても良いかもしれません。それから尻尾の方から串を刺して、完成!!(逆でも良いのですが、頭の方が殻が固いのでしっかり火を通す為におすすめはこちら側。)

たっぷり目に塩を振って、用意された炭火のBBQ台に並べたら焼き上がりを待つだけ!こんがりしたと良い香りが広がって、昼間からシンプルな贅沢です。あつあつの殻をむく時はやけどに気を付けて!意外と臭みもなく、ミソはあっさり。受付でビールが売っているのもニクイところ。良く合います!あっという間にぺろりと平らげました。

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私は食べることが大好きですが、それは同時にいろいろな命を頂いていることでもあります。このPrawningは、お皿に綺麗に並べられて出てくるだけでは分からない”命をいただいていること”を実感できる体験だと思っています。
先程はさらっと書きましたが、調理の工程ではまだ生きているエビに素手で向き合わなければいけません。いちばん最初の時はなかなかおもいきれない時間があって、エビとしばらく見つめ合いました。(そうするともっとできない…)慣れる毎に素早くできるようにはなっていくのですが、最初の時の感情を忘れることはありません。

ブギス駅近くのショッピングモールBugis+でも営業している店舗があるので、観光でも訪れやすくなりましたね。価格は時間単位(竿と餌込み)の体験代。お水がはねるので汚れても良い格好がおすすめです。本日もごちそうさまでした!

《シンガポールへのアクセス》空港から市内の行きやすさ:☆☆
国内主要空港各地から直行便でおよそ7時間。
空港から市内中心部まではMRT(地下鉄)またはタクシーで30~40分。

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