見出し画像

【ウニパスタ】イタリア、カターニアの魚市場にて

古来から日本では、ウニを保存用として塩を用いて加工されたものが、日本の三大珍味に数えられている。これは生食のウニではなく、あくまで「塩雲丹」と呼ばれる加工されたウニである。現在の日本では、刺身や寿司ネタ、ウニ丼など、生食することが多い。イタリアにおいても、味の繊細さのために非常に人気があり、主にパンとワインを添えて生で食べられる。また、スパゲッティなどの料理に使用される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

3月、イタリアはウニのシーズン!主にイタリア南部が有名ですが、代表的な産地であるサルデーニャには別の用事があって夏に行くことになっていたので、今回はシチリア島 カターニアにお邪魔してきました!

日本で”ウニパスタ”といえば、たっぷりのクリームソースが絡められた少し太めの麺に、ふっくらとした生うにが添えられた濃厚な旨みたっぷりのお料理、のイメージ。一方、イタリアでは生ウニを添えるのはもちろんなのですが、その色は鮮やかなオレンジ!しかも、その下のパスタはオイルベースが主流なんです。
一口めにウニの香りがぐっと広がり、にんにく、オリーブオイルと抜群のコンビネーション。日本人にとっては新しいウニパスタです。
ウニ自体の風味も少し違っていて、塩気も味もしっかりめ。後味さっぱりで爽やかな美味しさです。ヨーロッパムラサキウニという種類なんだそうな。

さて、My Best カターニア ウニパスタを見つけてやろうということで、ドゥオモ広場の脇にある魚市場近くに宿を取りまして、連日連夜違うレストランでウニパスタを頼み続けるという奇行に。
その中で最後にたどり着いたのがLa Paglia Antica Trattoria。流行っているお店にあるような内装も華やかなレストラン…という感じではないのですが、地元のおじちゃんおばちゃんが通う食堂といったようなあたたかい感じのお店です。

ビール片手にウニパスタ、満喫しました!麺にはちょっとイタリアンパセリも入っていて、レシピは非常にシンプル。実はここにたどり着くまでウニの量が寂しすぎたり、ちょっと海臭く感じてしまうようなお店もあったので、やっぱりおやじさんの腕と目利き力でしょうか!つまみのタコグリルも◎

こちらのお店の近くに朝市で美味しいアーティチョークグリルの露店も出るのですが、それはまた別のお話し。La Paglia Antica Trattoria、ロケーションも魚市場の目の前ということで、アクセスは抜群。価格は5段階のうちの€€、ドレスコードはカジュアルでも大丈夫。本日もごちそうさまでした!

《カターニアへのアクセス》空港から市内の行きやすさ:☆
イタリア ローマのフィウミチーノ空港で乗り継ぎ、空路でおよそ1時間15分。またはヨーロッパの主要都市で乗り継ぎも可能。
空港から市内中心部まではバスで20~30分ほど。バスの間隔・乗り場に注意。

この記事が参加している募集

サポートありがとうございます!いただいたサポートは、今まで以上におもしろい食べ物にチャレンジして、noteとして様々な食文化を広めるお手伝いをしていきたいと思います!