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ひとそれぞれの風物詩

百貨店の催事場で目に入った、
「冬季限定の水羊羹」の文字。

そのちぐはぐな謳い文句とパッケージの老舗感にそそられてしまい、つい購入してしまった。

A5くらいの大きさ

水羊羹のさっぱり感はあるものの、小豆よりも黒砂糖の味が強めでインパクトがある。
寒天できっちり固まっているので、ムリッとした食感でおいしかった。

ムリッと

思い返せば、かくいう私は夏にキムチ鍋をつくり、冬にわざわざかき氷を食べている…。

罪悪感と優越感のなかで食べる「あえて」のおいしさが、何物にも代えられないことを知っていたんだった。

ちなみに、パッケージを見て「羊」の文字がなぜ入ってるのか疑問に思って調べたところ、とらやが教えてくれました。

意外にも「羊羹」の意味は、羊の羹(あつもの)、つまり羊肉の汁物。歴史をさかのぼるとルーツは中国で、鎌倉~室町時代に中国に留学した禅僧によって、日本にもたらされました。本来、おもてなし料理の一つでしたが、禅僧は肉食が禁じられていたため、小豆や小麦粉、葛粉などの植物性の材料を使い、羊肉に見立てて作ったと考えられています。

羊羹は羊肉の汁物! | 和菓子だより | 菓子資料室 虎屋文庫 | とらやについて | 株式会社 虎屋 (toraya-group.co.jp)

あまりにも原型がないので、今までの変遷を追ってみたいものです。
(途中でまずすぎて砂糖ぶち込んだのかな。)

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