夫、父になる。
次男が3才になり、
今ようやく子育てにおいての夫の役割が可視化されてきたように思う。
思い返せば
長男が生まれて里帰りを経て
自宅に戻った初めての週末
「スキー行ってくるわ」
と言われて号泣した。
もっと思い返すと
夜泣きしている息子を抱っこせずに
トントンだけで寝かしつけようとしている私に
「俺明日も仕事なんだけど」
と暗闇の中で呟かれた。
今振り返っても最悪の発言と対応だったし
死ぬまで一生根に持ってやるけど
もう少し俯瞰的に見てみると
私も初めての子育てでだいぶ神経を尖らせていたし
いつもなら笑い飛ばせていたことも
全然笑えない時期だった。
息子たちが成長するにつれ、
食べるものやできることが増え
成長過程に必要な幼さはひとまず置いといて
物理的に手が掛からなくなってきた。
おむつ替えをする必要もなくなったし
ご飯の補助も必要ない。
何より、会話が成立する。
大人と一緒の時間を過ごせるようになってきた。
お世話するという能力が備わっていない夫は
子どもが0〜2才頃の役割は「遊び相手」一択。
子のお世話の99%を担っていたのは私だ。
これは声を大にして言わせてもらう。
99%、私だ。
今思い返しても、
99%、私だ。
最近この99%が60%ぐらいまでに減ってきた。
それは夫が40%担ってくれるようになったからではない。
40%を子どもたちが自分でできるようになったからだ。
私の子育ての不可が軽減されたことで
夫の子育てのおいての役割が見えやすくなり
見えるようになったことで
夫自身に俺の担当感が出て
(本人にそんな自覚症状はないが)
私は夫の責任感が見えることで
「なんで私だけが」がなくなり
心が平和になった。
夫の父親としての自覚は
子どもが3才になってから
だったなと思う。
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