【詩】8.仮面の向こうに君がいる

僕の仮面で君が濁るのか
君の仮面で君が遠いのか
覆う雲の奥に光はあるのか

僕の涙で君が霞むのか
僕の涙で君は揺らぐのか?
引き延ばした明日に希望はあるのか

君に与えた愛が惜しいのか?
僕は対価の愛が欲しいのか?
逃げ遅れた花に期待をするのか

ひたすらに思案する
意味だ意義だと頼りない問答を繰り返す

僕の機嫌が君に取れるのか?
僕は負担を君にかけるのか
檻の中で君は笑ってくれるか?

重い目を抉じ開ける
仮面の向こうに君がいる

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