【詩】6.真っ赤

愛なんて人任せな幸福に縋って
私は私を愛すことさえ出来ないの
ここにいていいんだって承認が欲しくて
私は私をあなたの肌に委ねるの

真っ赤な世界で疲れ果てた
眠るにも怖い夜
一瞬でもいい この痛みが少しでも消えるなら

釘を打ちつけるごとに 想いの奥深く
隠してた後悔が滲み出てくるの
だけど今を問うほどに 憂いはまた深く
ニセモノの信頼を編み上げてしまうの

感情に理由なんて要らないでしょ
無邪気に信じてた 今の幸せを愛して生きてた
愛情は取って付けたフェイクだった
無下にされた想い 今も愛してるわけがないじゃん

「これから」にあなたなんて要らないでしょ
無意味に抱かれてた 何も気付かずに素肌に触れてた
甘いキス 飴と鞭で誤魔化してる
無駄にされた想い それで離れないわけがないじゃん

私は私の光を願うばかりなの
無下にされた想い 愛し合っていた過去も嘘じゃん

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