【詩】10.無垢
「僕はいつか後悔するかもね」
乾いた声であなたは言った
そうねいつか後悔してほしい
失くしたものの重さに気付き
私以上に苦しんでほしいな
無垢は報われず無下にされ
無邪気な想い潰れて泣いた
針の音だけが響く部屋
何度も膝を抱えて泣いた
誰もきっと自分を愛してる
だから自分を守り抜きたい
私以外に揺らぐなら行きなよ
無垢は報われず無下にされ
無様な想い晒して泣いた
少し温もりが残る部屋
何度も愛を探して泣いた
二人過ごしてた狭い部屋
何度も嘘を吐かれて泣いた
別れは涙隠して告げた
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