見出し画像

ライフスタイル、サブスク、書く仕事の今後

みなさんは日頃、どんなメディアに触れて、何からどうやって情報を得ていますか?何をサブスクしてますか?

SNSから音声メディアからありとあらゆる「メディア」は、わたしたちの貴重な24時間から少しでも時間を奪おうと必死に面白コンテンツを用意し、「これも興味あると思うけどどお?」と誘惑してくる。観たい映画、読みたい記事・本、聴きたいポッドキャストが積みあがっている。ありがたいことに私の身体には目と耳が計4つついているけれど、残念ながら1つのコンテンツしか頭に入ってこない。

ライフスタイルもメディアも多様化する中で、書く仕事について考えている。最近はChatGPTなどのAIツールも一般化されて、今後はマス向けの消費コンテンツとプロフェッショナル・クリエイティビティを求められる専門性の高いコンテンツが二極化していくように思う。

今まで生きてきた時代、触れてきたメディア、個人のライフスタイルなどによって、日々時間を共にするメディアは異なる。けれど書く仕事が、コンテンツの向こうにいる「その人」にメッセージを伝えるということは、この先も変わらないと思う。

わたしはせっかくなら、音楽や映画やアートを愛する人に、日本を外から捉えられる視点のある人に、よりよい社会にしたいと行動している人に、希望を持っている人に、優しい人に、がんばっている人に、届けたい、伝えたい。

ちなみに、わたしは何もサブスクしてない。
Spotifyも無料版だし、アマプラもネトフリも使ってない。

わたしが触れている主要メディアは、ラジオ(平日は主にJ-WAVEを、休日はNHKのWeekend Sunshineから世界の快適音楽、InterFMのバラカンビートを愛聴)、Twitter(世界中のニュースメディアのチェック)、Spotifyで音楽を聴き、紙の本を読む。集中して仕事をしている時は無音、テレビは持っていない。あれほど好きだったカルチャー誌・女性誌はすっかりInstagramに取って替わられ、全く読まなくなった。

ワイヤレスイヤホンは家の中でも外出していても、耳に刺さりっぱなしなことが多い。家事をしながら、歩きながら、電車の中で考えごとをしながら、主にラジオをながら聴きしている。インタビューが好きなので、ラジオパーソナリティーがゲストの想いや葛藤をどう紐解いて、一般の人に分かりやすく伝わるように話を展開していくのかを楽しく拝聴している。

いま検討しているサブスクは、(紙の)日経新聞の定期購読(配達してくれるのか!?)と暮しの手帖(広告を一切入れていない、各月の雑誌)の定期購読。なぜか、紙に原点回帰。笑

そして、audible。
Amazon audibleの回し者ではないのだけれど、高橋一生さんの騎士団長殺しの朗読が素晴らしすぎた。これはぜひ一度聴いてほしい(再生速度は1.0のままで)

他の小説も聴いてみたけれど、紙で読むことを想定して書かれている小説は、音声メディア向き(朗読向き)ではない気がした。なんだか聴いていて違和感が拭えない。読み手の声によって、自分の想像力に制限がかかる感じがした。

村上作品は、台詞だけで物語が進行するから朗読とフィットするのかも。それにしても、男性3人の会話のシーン。読み手は高橋一生さん1人のはずなのに、3人の異なる読み手が存在しているかのような声のトーン、抑揚、、、間合い。生み出される臨場感。その場面が脳内でありありと映像化される。まるで演劇を観ているようだった。

ビジネス書もよく読むけれど、音声では内容が全く頭に入ってこなかったなあ。最初に視覚的に目次と構成を確認して、読みたいところだけ読むパターンが多いからかも。。。

目で伝えるのか、耳で伝えるのか、両方なのか。視聴メディアによって書く仕事も変わりつつあり、誰がどんな人に伝えるか(企業/一般など)で創りかたや届けかたも変わってくるのだろうなとぼんやり思った。

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?