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いつか子どもが欲しい人に知ってもらいたいこと

こんにちは、プランタンです。

今日は「まだパートナーはいないけれど、いつか自分の子どもが欲しい(産みたい/産んでもらいたい)」という方に向けた内容です。

まず最初に、子どもは“授かりもの”です。100%確実な方法はありません。
しかし、少しでも可能性を下げないために、また先々後悔しないためにも、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。

妊孕率(にんようりつ、と読みます)という言葉は聞いたことがありますか?
妊娠しやすさを表すもので、女性は年齢を重ねるごとに妊孕率が落ちていくことが知られています。(注1)
そしてヨーロッパの生殖医療の専門雑誌(注2)によると、希望する子どもの数に応じて、以下の年齢が妊活を始める目安と示されています。

●子ども1人の場合(自然妊娠の場合→体外受精を視野に入れた場合)
強く子どもを望む(90%):32歳→35歳
できれば子どもが欲しい(75%):37歳→39歳
どちらでもいい(50%):41歳→42歳

●子ども2人の場合(自然妊娠の場合→体外受精を視野に入れた場合)
強く子どもを望む(90%):27歳→31歳
できれば子どもが欲しい(75%):34歳→35歳
どちらでもいい(50%):38歳→39歳

●子ども3人の場合(自然妊娠の場合→体外受精を視野に入れた場合)
強く子どもを望む(90%):23歳→28歳
できれば子どもが欲しい(75%):31歳→33歳
どちらでもいい(50%):35歳→36歳

すなわち「1人でもいいから絶対に子どもを授かりたい!」と思うなら、自然妊娠なら32歳までに、体外受精を視野に入れる場合でも35歳までに妊活を開始するのが望ましい、とされているのです。

…いかがでしょうか。
意外と早いなぁ、と感じませんか?

不妊治療が保険適用になったとはいえ、体外受精などの高度治療には1回あたり10万円程度を要します。
そして一年間で妊娠できるチャンスは12回のみ。

いまは40代で妊娠する女性は珍しくありませんが、一方で「年齢を理由に諦めた」という女性がいるのも事実です。
自分が前者になるか後者になるかは、そのときになってみないと分かりません。

そして、これは女性だけの問題ではありません。

以前の記事でも触れたように、男性の生殖機能も加齢により低下するという報告があります。
何よりも、例えば20代の女性が、あえて40代の男性と結婚したいと思うでしょうか? 顔見知りならともかく、初対面同士のお見合いではそもそも申し込みの時点で断られるケースが大半です。

ちょっと厳しいお話になってしまったかもしれませんが、いずれもぜひ知っておいてほしい事実です。

芸能人の年の差婚や高齢出産がニュースになることはありますが、彼らは芸能人だからこそ。
いつか自然に理想のお相手と出会えるはず…! と思って婚活を先延ばしにしていると、“子どもを授かる”という未来にたどり着く可能性が低くなってしまうかもしれません。

「自分はどんな未来を望んでいるか」「そのために何をしたらいいか」と、今一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。

プランタンでは婚活に限らず、上記のような人生相談も承ります。よろしければご活用くださいね!


(注1)日本生殖医学会HPより

(注2)Human Reprod, 30 (9), 2215-2224,2015 より

※将来子どもを望む方は、ぜひ今のうちに風しん抗体検査を受けてみてくださいね!

※血の繋がりにこだわらなければ、特別養子縁組も選択肢の一つです!


結婚相談所プランタン HP

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